
こんにちは、椎野です。
フックとは拳で円を描くように横から打つパンチです。フックを打つ時に、力が逃げてしまう人はフォームが悪かったり、腕力に頼った打ち方になっている可能性があります。
本記事ではフックの基本的な打ち方やフックをしっかり力が乗るように打つための方法などを解説していきますので参考にしてみてください。
本記事の内容
- 1. フックの打ち方の種類
- 2. フックの基本的な打ち方
- 2.1. フックの打ち方:前の手にあるフックの打ち方
- 2.1.1. 1.構える
- 2.1.2. 2,構えて、左手を引くように体を左にひねります。
- 2.1.2.1. ポイント
- 2.1.3. 3,そこから、肘脇が90度になるように足腰肩全て回してフックを打つ
- 2.1.3.1. ポイント
- 2.2. フックの打ち方:後ろの手のフックの打ち方
- 2.2.1. 1.構える
- 2.2.2. 2,構えて右手を引くように体を右にひねる
- 2.2.3. 3,そこから、肘脇が90度になるように足腰肩全て回してフックを打つ
- 2.2.3.1. 後ろの手のフックの打ち方:横から見たイメージ
- 3. 効果的なフックの打ち方
- 3.1. フックに力を乗せるためのポイント
- 3.2. フックを打つ時の注意点
- 3.3. バランスを崩さずにフックを打つためのポイント
- 3.3.1. フックを打つ時にバランスを崩しやすい人
- 4. フックの打ち方:まとめ
フックの打ち方の種類

一言にフックと言っても種類は様々で以下のようなフックの打ち方があります。
- ロングフック(遠いところで打つ)
- ショートフック(近くで打つ)
- 一番力が入るところで打つフックだったり
- 飛び込みながら打つフック
他に種類があるのですが、今回は1番基本的な「その場で体の回転を使って打つフック」について解説していきます。
フックの基本的な打ち方

言葉だけで説明が難しかったので、写真付きで説明します。
中川健太選手と堀川龍選手にモデルをお願いして撮影しました。
フックの打ち方:前の手にあるフックの打ち方
1.構える


↓
2,構えて、左手を引くように体を左にひねります。


ポイント
ひねった時に、右手のガードは、しっかり顎に置いておきましょう。
しっかりガードを締めておきましょう。
↓
3,そこから、肘脇が90度になるように足腰肩全て回してフックを打つ


ポイント
当たった時に、しっかりナックルで当たるように注意しましょう。
拳の向きは、手の甲が上を向いても前を向いても構いません。
それぞれメリット・デメリットがありますが、基本的には打ちやすい方で打ってください。
フックの打ち方:後ろの手のフックの打ち方
後ろの手のフックを打つ時はの体の回転は基本的にストレートとそんなに変わらないです。
1.構える


↓
2,構えて右手を引くように体を右にひねる
↓
3,そこから、肘脇が90度になるように足腰肩全て回してフックを打つ
足腰肩を回して、横から打つので、脇を開いて、肘を曲げて、横から回すように打ちます。
繰り返しますが、当たる時の肘、脇は90度が基本です。


後ろの手のフックの打ち方:横から見たイメージ


以上が打ち方となります。
効果的なフックの打ち方

効果的にフックを打つためにはポイントを意識することが大切です。
それは「フックを打った時に、胸を張りすぎない・顎を上げないこと」です。
肘が下がってると力があまり入らなかったり、小指に当たって、怪我をしやすかったりします。
また、誰かに手を押さえてもらって回したら力が入らないことがわかると思います。
フックに力を乗せるためのポイント
フックを打つ時にパンチの力をしっかり乗せるためには以下のポイント意識しましょう。
- 肘をしっかり上げること
- 顎を引くこと
- 胸を張らないこと
- お腹を締めること
フックを打つ時の注意点
フックを打つ時は「体の回転と一緒に顎が回る、または上がる事」に注意しましょう。
顎はしっかり引いて、相手の方に向けておくことを意識しておくと打った手の肩で顎を守ることができます。
この時、打っていない方の手のガードをしめることによって、顎を守ったままフックが打てるのでこちらも覚えておきましょう。
バランスを崩さずにフックを打つためのポイント

フックは、相手の顎、こめかみを狙ったり、腰を落としてボディを打ったりもしますが、基本的にはストレートと一緒で体の横の回転の力を使って回すように打ちます。
この時、肩を水平に回すと、バランスを崩しにくく、きれいに打てるのでやってみてください。
フックを打つ時にバランスを崩しやすい人
フックが当たる時に、肘を伸ばしてギューと押し込むように打つ人は改善した方が良いでしょう。
この打ち方だと腕力で打ってしまうので、強く打つことができずただ押すパンチになってしまいます。
押し込むように打つと、力が入らないだけでなく、バランスも崩しやすいパンチになってしまうのでこの打ち方になっていないかを見直してみてください。
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フックの打ち方:まとめ

フックを打つ時は、基本的なポイントを押さえることで、より効果的にフックを打つことができるようになります。
特に、しっかり下半身で地面をつかむようなイメージで下半身と体の軸の回転で腕を回せるようできると、安定したバランスでフックの力を最大限に引き出すことができるようになります。
フックを打つ時は、肘をしっかり上げ、顎を引き、胸を張りすぎないなどのポイントを意識して練習を重ね、質の良いフックを打てるようにしていきましょう。
また、シャドーボクシングやサンドバッグやミット打ちなどで練習する際は、ストレートを打つ時と同じように、拳が通る軌道をイメージして行ってみてください。
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といわけで今回は以上です。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。