パンチ講座|【アッパーについて】|ボクシング講座
こんにちは!椎野です!
今回はパンチ講座【アッパーについて】お話ししていきます!
アッパーは、下から上に拳を突き上げるような感じで打つパンチです。
【アッパーの打ち方】について説明します!
僕が考えるアッパーの基本的な打ち方は、体の回転に関して言うと、フックなどと一緒で横の回転を使います。
下から上に打つパンチですが体の横の回転を使う。
少し矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、下から上に打つからといって、伸び上がるように蹴り上がるように打ってしまうと、重心が浮いてバランスが崩れて次のパンチ、次の動作に移りにくくなってしまいます。
体の回転を使ってアッパーを打つようにすると、コンビネーションが繋がりやすかったり、バランスを崩しにくくなります。
まずは、前の手(オーソドックス(右構え)の人に関しては左手)のアッパーから行きます。
まず、前の手を、少し下に下ろしながら体を左にひねります。
右手は顎をガードするように置いておきましょう!


そこから足腰肩を横に回転させながら、下ろした前の手を上に突き上げます。


この時、当たった時に肘90度になるのが、一番力が逃げないかなと思います。
伸び上がらないように、しっかりお腹を締めて、顎を引いて打ってください。
1、体をひねって手を下に降ろす
2、上に打ち上げながら拳を打つ
打ち慣れるまではこの動作を振り子のような感じで、降ろすだけではなく、後ろに下げる動作も一緒に入ると、体の回転・遠心力など使いやすいと思います。徐々にコンパクトに打てると相手から見えにくいパンチが打てます。
他に、ロングアッパー、ショートアッパー、踏み込みながら打つアッパー、前重心のまま打つアッパーもありますが、今回のはその場で打つ基本的なアッパーの打ち方です。
体を左にひねった時に、左足に体重が乗るはずです。この左足に乗った体重を、少し右足に戻しながら打つ感じでやるとバランスを崩しにくいと思います。また次の動作や次のパンチにつながります。
次は後ろの手(右手)のアッパーについて説明します。
体の回転は、ストレート・フックと同じです。
横の回転を使って打ちます。
これも慣れるまでは1、2のリズムで打ったほうが打ちやすいので、1、2のリズムで打ってみましょう。
まず
1、右手を腰のあたりまで下ろす
(少し右足に体重を乗せる感じでためを作ってみましょう。左手はしっかり顎に置いておきます。目線は相手。)

2、足腰肩、すべて回転させて、拳を下から上に振り上げるように打つ
(当たる瞬間肘が90度くらいが一番力が逃げないので、そのくらいを目安に打ってみてください。)


打つ時に体が伸び上がらない、顎が上がらない、胸を張らない。この辺の注意点は他にパンチも一緒なので、顎をしっかり引いて、ガード締めて、少しお腹に力を入れるような感じで打ってみてください。
慣れるまでは振りが大きくなってしまってもいいので、振り子の遠心力を使えると、もっと強く打てると思います。徐々にコンパクトに打てるようになるといいかと思います。
ロングアッパー、ショートアッパー、また振り子を使わないで、例えば手首のスナップだったり、肩のスナップだけで打つアッパーなど、種類はたくさんあるのですが、今お話ししたアッパーが基本的な打ち方になります。
【アッパーを上手く打てているかどうかの確認方法】についてお話しします!
できるかどうか試してほしいのですが右アッパー・左アッパー・右アッパー・左アッパーのように、連続で打ってみてください。
打つ時に、頭の高さがあまり変わらない、頭が横にぶれない、重心が変わらないというのを意識してできていると、しっかり体の軸が安定して横の回転で打てるようになってると思います。
また、アッパーを打つ時は打つ方の肩が下がりやすいです。
右アッパーを打つ時は右の肩が下がりやすい・左アッパーを打つ時は左の肩が下がりやすいということを意識して、できるだけ肩が水平になるように打つと、体の軸が崩れず力も伝わりやすいので、フォームチェックするときなどは鏡を見てやってみてください!
次記事は【ボディブローについて】お話ししていこうと思います!