パンチ講座【ジャブについて】|ボクシング講座

こんにちは!椎野です!

今回はパンチ講座【ジャブについて】お話ししていきます!

ジャブというのは、構えた時に前にある手をまっすぐ打つストレートのパンチです。
ジャブに関しては、ダメージを与えるだけではなく、フェイントだったり牽制だったり、タイミングを作る、距離を作る、ゲームメイクするなど、いろんな使い方があるパンチになります。
よくボクシングの世界で「左を制するものは世界を制す」という言葉があるのですが、ここで言う左の意味は、ジャブのことです。
ジャブを上手く使える人がボクシングでは上に行くというのはよく言われる話です。

例で言うと、井上尚弥選手なんかは、ジャブがめちゃめちゃ強いです。
僕の東洋大の1つ上だった、村田諒太先輩も、実際マスボクシングをやらせてもらった時に、ジャブが見えませんでした!
本当にわからないジャブを打ってくるので、それによって崩されて次のパンチを打たれるという感じでした。
ジャブが上手い人は、ジャブだけで試合を作れます。
強い選手は、強いパンチを当てるための伏線として使ったり、相手のパンチをもらわずにジャブで距離とタイミングを作って、決めパンチを狙って当てるといった組み立て方ができます。

続いては【ジャブの基本的な打ち方】を話していきます。

まず、構えた状態から、基本的にはあまりモーションをつけずに伸ばします。
当たる瞬間しっかり握ります。
この時、まっすぐ打つコツは「脇を開かない」「肘をまっすぐ前に出す」イメージで打つとまっすぐ打てると思います!
肘からナックルまでの部分を棒にして、その棒を真っ直ぐ突くという感じで打ってあげると打ちやすいと思います。

次は脚です。ジャブを打つ時は、脚の力(踏み込みの力)を使って、前に出る感じで強く打ちます。
強く打ちたいからといって、上半身が突っ込んでしまう打ち方をすると、強く打てなくなってしまうので注意してください。
強く打ちたい場合は、上半身が突っ込むのではなく、体を回すというイメージで打ってください。
体を回しながら手を伸ばす、同時に踏み込む、全てが一致した時に強く打つことができます。
棒で突く感じでやってみてください!そうすると強く打てます!

最後に。
ジャブを使って実践をやる人は、そのジャブが何のためのジャブなのかということを意識して打ってみてください!
そうすると、打ち方が色々変わってくると思います。
このジャブは威嚇に使うのか、ダメージを与えるのか、相手を止めるのか、相手を起こすのか、相手を下げるのか、使い方によってジャブの打ち方が変わってきます。
また、顔のどこに当てるのか、体のどこに当てるのか、拳の向き、そういった事で、ジャブの軌道なんかも変わってくると思います。
「何のためのジャブなのかを意識して打つ」というのを心がけて、シャドーボクシングからいろいろな打ち方をイメージして試してみてください!

状況別の詳しい打ち方を身に付けたい方はパーソナルボクシングでお待ちしております!
実践を交えて、指導させていただきます!

次記事はパンチ講座【ストレートについて】お話ししていきます。