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ボクシング界には「左を制するものは世界を制す」という言葉があります。
この「左」とは、ジャブを指します。ジャブの打ち方を極めることで、勝てるボクシングに大きく近づ口ことができます。

井上尚弥選手や村田諒太選手のジャブは、その代表例です。特に村田選手のジャブは実戦での破壊力が高く、僕もマスボクシングで対峙した際、見えないジャブに崩され、次のパンチを受けてしまいました。

  • ジャブの正しい打ち方をもう一度復習したい
  • 実戦ではどんな風にジャブを使っていけばいいの?
  • ジャブの打ち方を極めて試合をコントロールできるようになりたい

そんな疑問にお答えして、今回は、ジャブの基本的な打ち方から応用、目的別の使い方、トレーニング法までを徹底解説します。

ジャブの基本的な打ち方

ジャブは、構えた際に前にある手で繰り出すストレートパンチのことです。
基本動作をしっかり習得することが、他のテクニックを活かす基礎となります。

ジャブをまっすぐ打つポイント:

  1. 脇を開かない:脇を締め、肘から拳までを棒のようにしてまっすぐ突き出します。
  2. モーションをつけない:打つ際に動作を予測されないよう、シンプルに伸ばします。
  3. 脚の力を使う:足の力で踏み込み、体の回転を利用して打ちます。
  4. 拳を当たる瞬間に握る:これによりスピードが速く、重いパンチが打てます。

強く打ちたいからといって、上半身が突っ込んでしまうと、かえって強く打てなくなるので注意してください。

ジャブをうまく打つためのトレーニング法3選

  1. シャドーボクシング
  2. ミット打ち
  3. マスボクシング

1.シャドーボクシング

鏡を使い、自分のジャブの軌道を確認します。正確に、速く打つ練習を行いましょう。顔のどの部位を狙うか、パンチの目的を意識して練習してください。

  1. 正面に映る自分の顔に向けてジャブを打ちます。→ゆっくり打ってパンチの軌道を確認しましょう。→脇が開いていないかなど、正確な打ち方を意識して打ちます。
  2. 鏡に向かって横向きに打つ。→まっすぐパンチが打てているかを確認できます。→まっすぐ打つことができたら徐々にスピードアップして、スピードをつけてもパンチがずれないかどうか確認しましょう。

何のためのジャブなのか意識して打つ

牽制として使うのか、フェイントとして使うのか。また、顔に打つのか、ボディに打つのかを意識しましょう。

顔に打つ場合でも、おでこに当てるのか、顎に当てるのかで違いがあります。

さらに、相手に効かせるパンチとして打つのか、それとも目くらましとして使うのかでも打ち方は変わってきます。パンチの用途や目的に応じて、いろいろな状況を想定しながら打ち方を工夫して練習してみてください

2.ミット打ち

トレーナーと連携してミットを打ちます。ジャブの目的を共有し、正確に当てる練習をしましょう。

ナックルパートが確実に当たるよう意識してください。

ジャブの目的を共有する理由


ジャブの目的をトレーナーと共有することで、ミットの持ち方を調整してもらうことができます。

実戦を想定し、ジャブを使う目的を意識しながら打つようにしてください。

また、シャドーボクシングで練習したジャブが、ミットに正確に当たり、しっかりと衝撃が伝わっているかを確認すると、さらに効果的な練習になります

3.マスボクシング

相手と対峙し、動きながらジャブを打つ練習です。

動いている人に向けて正確にしっかりしたフォームでジャブが打てるかどうかを意識して練習してください。マスボクシングは実戦練習です。何のため、どのタイミングで打つかを考えながら体感してください。

ジャブを打つ時目的別意識ポイント

ジャブの打ち方や使い方は、目的によって異なります。以下に主な5つの目的とそのポイントを解説します。

  1. 威嚇に使うジャブ
  2. ダメージを与えるジャブ
  3. 相手を止めるジャブ
  4. 相手を起こすジャブ
  5. 相手を下げるジャブ

1.威嚇に使うジャブ

威嚇に使うパンチは、どうしたら相手を怖がらせることができるかを意識してください。

  1. 速さを意識:相手の目の前に素早く届くパンチを打つ。
  2. 相手の反射を誘発:相手をびっくりさせるスピードを心掛ける。
  3. ガードの上を叩く

相手がゆっくりと近づいてきた場合、「なんだこいつ」とは思っても、反射的にビクッとすることはありません。
そのため、ジャブを打つ際には、相手を威嚇できるようなタイミングや速度を意識してみてください。

2.ダメージを与えるジャブ

ダメージを与えるには「ダメージを与えられる場所」「ダメージを与えるパンチを打つこと」です。

ダメージを与えられる場所

  • みぞおち
  • テンプル

ダメージを与えるパンチ

  • 固い
  • 見えない
  • 速い
  • 重い

人間の急所に向けて強く打つのがポイントです。
ジャブだけど、ストレートを打つ意識で突き刺すように打ちましょう。
当たる瞬間に拳をしっかり握ることで、打つまでのスピードは速くなり、固く重いパンチが作れます。

3.相手を止めるジャブ

相手を止める方法は、その相手によって異なります。

  • ガードの上を叩かれて止まる相手なら、ガードを叩けば十分です。
  • 叩くだけでは止まらない場合は、つっかえ棒のように一瞬抑えるイメージでジャブを打つことを意識しましょう。
    (ただし、この動作を長時間続けると反則を取られる可能性があるため注意が必要です。)

相手がいない場合は、自分が前に出たい時に何をされたら止まるかを考え、それを意識したジャブを打つ練習をしてみてください。

4.相手を起こすジャブ

やり方はいろいろありますが、僕がよくやっていた方法を一つ例として挙げます。👇

  • おでこを押す感覚:拳を縦向きにし、軽く押すように打つ。

固く打つ必要も、強く打つ必要もありません。あくまで相手を押すような感覚で打つことを意識してください

5.相手を下げるジャブ

大抵の場合、パンチが強かったり怖かったりすると相手は下がります。

威嚇パンチを活用する際は、相手が下がるタイミングを観察し、強いジャブやフェイントを用いて押し返してみましょう。また、威嚇に使うパンチやダメージを与えるパンチをフェイントとして活用するのも有効です。

ただし、どうすれば相手が下がるかは、相手によって異なります。そのため、相手が下がるポイントをよく観察することが重要です。押さないと下がらない選手もいれば、威嚇するだけで下がる選手もいます。

ジャブをつっかえ棒のようにして押し返さないと下がらない相手もいます。相手の反応をよく観察し、状況に応じて使い分けてください。

ジャブを強化する方法:まとめ

ジャブはボクシングの中でも重要な技術であり、その打ち方や使い方次第で試合の流れをコントロールできます。

基本を身につけた上で目的別の打ち方を練習し、応用できるようにしましょう。

「ジャブの打ち方をマスターしたい」という方は、今回紹介した方法を実践し、トレーニングを積み重ねてください。
ジャブが磨かれれば、強力な武器としてボクシングの幅が格段に広がります!

といわけで今回は以上です。

しいの

【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導

分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。

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