【ステップの練習ポイント6選】|ボクシング講座
こんにちは!椎野です。
今回は大まかに【ステップの練習ポイント6選】についてお話ししていきたいと思います。
ステップは、大きく分けると2種類あります。
・一つ目は、歩行
・二つ目は、踏み込み、バックステップ、サイドステップなどのステップワーク
(ジャンプに近いかな?)
歩行は、そのままです。構えたまま、前後ろ横に歩いたり、相手に合わせて歩行します。
疲れないし、特にプロはよく使います。
もう一つの、アマチュア選手が飛び跳ねる感じで使うのが、ステップワーク。
どちらも同様に、できるだけ重心が浮かないことを意識するといいと思います。
ステップするにしても、あまり上に飛び跳ねない、重心が上に行かないようにすると、次の動き出しが早くなるからです。
バランスを崩しにくいので、できるだけ飛び跳ねすぎない、重心が上に行かない、歩くときもいつでも動けるバランスでステップしてみてください。
人間の重心は、大体「へそ」の下辺りにあります。
そこがあまり上下運動しないようにステップしていくようにするとバランス良くできるようになると思います。
ここから本題!ステップ練習の6つのポイントをざっくりお話ししていきます。
ポイント1【地面を蹴る時の話】
まず大前提として、かかとで地面を蹴って歩く人っていないんです。ジャンプするとき、走るとき、かかとで蹴らないですよね。では、どこで地面を蹴ればいいかと言うと、ステップに置いては、できるだけ母趾球(親指の付け根の下の膨らみ)を意識して地面を蹴ってあげるといいと思います。常に足の内側、母趾球に重心が乗っていると常にいつでも地面を蹴れる状態でいれます。骨盤が後傾していても素早く動けないので、骨盤は平行もしくは少し前傾でいるのがオススメです。
「位置について、よーい・・・」と構えた状態をイメージするとわかりやすいかと思います。いつでも(瞬時に)動ける状態でいるのが大事です。
ポイント2【歩行の練習方法について】
歩行の練習は、まず普通にファイティングポーズのまま歩いてください。前行ったり後ろ行ったり横行ったり。この動作を、重心が浮かないように平行移動してください。(イメージはスケートするような感じです。)足の幅、スタンスができるだけ崩れないようにやってみてください!
ポイント3【対面】
一対一で向かい合って構えます。その状態で、相手に、前に行ったり後ろ行ったりしてもらい、それに合わせて相手との距離をキープしたまま歩く、というのをやると、相手に対してステップで反応するという練習になります。
ポイント4【踏み込み、バックステップの練習】
踏み込み、バックステップの練習は、前後ステップが基本です。構えたまま前後ろ前後ろ、両足で前後ろ前後ろ、とひたすらステップを踏む練習をします。これをやると、ステップが上手くなります。そして、その前後ステップの幅を徐々に大きくする。前に行く幅、後ろに行く幅を大きくすると、踏み込み、バックステップが大きくできるようになってきます。遠くに踏み込むのが苦手な人、踏み込みとバックステップのスピードを上げたい人は、前後ステップをできるだけ大きくするように意識してやってみてください。ラダーを敷いてステップ練習するのも効果的です。
ポイント5【サイドステップの練習】
例えばフラフープを置いて、その周りを歩いたりステップすると練習しやすいと思います。フラフープを中心に構えて、その周りを左回り、右回りに動いてみる。というのをやってみてください。
ポイント6【ステップを全部組み合わせて動いてみましょう!】
ポイント5まで、出来たら、最後は全部を組み合わせて動いてみましょう!
床になんでもいいです!小さいコーンでも空き缶でもなんでもいいのでランダムにおきます。幅も、狭い幅、広い幅、ランダムに置いて、それに当たらないように自由に縦横斜めに動きます。いろんな方向にステップしたり、歩いたり、バックステップ、サイドステップ、いろいろ組み合わせて下に置いたものに当たらないように、ステップする練習をやると、足の自由度が上がるので、ぜひやってみてください!
今回は、ステップのポイントについてお話ししましたが、次記事は【ステップをレベルアップしたい人にオススメのトレーニング法】についてお話ししていきます!