
9月23日に行われる「3150FIGHT 11」で、亀田京之介選手とセバスチャン・エルナンデス選手の対戦が決まりました。
エルナンデス選手といえば、中谷潤人選手を相手に苦しい展開を作ったことで、日本のボクシングファンにも強い印象を残した選手です。
一方、亀田選手は今回の対戦を前に「自信しかない」「レベルちゃうんじゃないですか」とかなり強気な発言をしています。
今回は、エルナンデス選手の強さ、亀田選手との階級・体格差、亀田選手が勝つために必要な戦い方、そして最後に勝敗予想まで話していきます。
エルナンデスは相手からすると非常に嫌なタイプ

エルナンデス選手は、中谷選手との試合を見た時に強さに驚きました。
相手の気持ちを折りにくるような感じがありますし、もちろん馬力もありそうです。
相手からすると、相当嫌なタイプだと思います。
亀田京之介が有利なのは階級と体格差

まず亀田選手が有利だと思う部分は、階級と体格差です。
亀田選手の方が僕は大きいと思います。
今回はフェザー級なので、エルナンデス選手が亀田選手の土俵に来る形になります。そのため、体格差は多少あるのかなと思います。
ただ、エルナンデス選手も小さいタイプではありません。
僕は中谷選手との試合しか見ていませんが、中谷選手があれだけ馬力負けするというのは、日本人にとってかなりインパクトが強かったと思います。
その馬力を亀田選手が実際に感じた時にどうなるのか。
フェザー級であれば亀田選手も大きいので、体格負けせず、押し負けない展開になれば面白いと思います。
亀田選手も技術がありますし、スピードもあります。そして気持ちも強い選手です。
ネリやカシメロあたりの選手とも戦っていますし、ハードパンチにも慣れていると思います。
強気な発言も試合前の駆け引きのひとつ

試合前に強気な発言をする選手は珍しくありません。
選手によっては、強気なことを言って試合を盛り上げる人もいますし、自分を鼓舞する意味で発言する人もいます。
リップサービスの場合もあれば、本当にそう思っている場合もあります。
いろいろありますが、こうした発言自体は全然珍しいことではありません。
また、試合前の発言も駆け引きのひとつです。
例えば「打ち合う」と試合前に言っていたとしても、実際には全然アウトボクシングをすることもあります。
試合は組まれた時点でもう始まっているので、こうした発言も駆け引きのひとつだと思います。
中谷潤人のパンチを受けても最後まで変わらなかった

エルナンデス選手は強いと思いました。
そして、しつこい選手です。
中谷選手のいいパンチをもらってもひるまず、最後まで変わらない戦いを見せました。
技術的にどうなのかという部分はありますが、実際に戦うとしたらめちゃくちゃ嫌なタイプだと思います。
今回、中谷選手と戦った経験が亀田選手との試合にそのまま生きるかというと、そこは分かりません。
中谷選手と亀田選手ではスタイルが全然違いますし、右と左も違います。
ただ、エルナンデス選手はスパーリングをした人たちからも「めちゃくちゃ強い」と言われているようです。
井上尚弥選手のスパーリングパートナーとして来た時も、井上選手にはやられたものの、他の選手がエルナンデス選手とスパーリングをすると、かなりやられたという話は聞きました。
一階級違うだけでも体格やパワーは変わる

亀田選手は今回、「パワーの差を生かせる」という趣旨の話もしています。
ただ、亀田選手はもともとパワーを全面に出して戦うスタイルではないので、そこがどう出るかというところです。
一階級違うだけでも、正直かなり変わります。
骨格そのものが変わってくるような感覚があります。
だからこそ、中谷選手との試合で見せたエルナンデス選手のフィジカルや、前に出る力、手数が、亀田選手との試合ではどうなるのか。
これは実際にやってみないと分かりません。
パワー型の選手ほど階級アップで苦戦することがある

一般的には、ファイター系でパワーを生かして戦う選手の方が、階級を上げた時に苦戦する傾向があります。
下の階級ではパワーで押せていても、階級を上げたことで同じようにパワーで押せなくなることがあります。
今回のエルナンデス選手にも、そうなる可能性は十分あると思います。
ただ、亀田選手はネリやカシメロあたりとの試合を見ると、結構パワー負けしていたようにも見えました。
そのため、前に出る力という意味では、エルナンデス選手の方がパワーがあるのではないかと思います。
亀田京之介が警戒すべきは接近された時の手数

亀田選手が一番警戒した方がいいのは、一発のパンチというより、疲れてきた時や接近された時のエルナンデス選手の手数だと思います。
飲み込まれないこと。
そして固まらないことが重要です。
普通に体格差やスピード差を生かして、亀田選手がポイントアウトする展開も全然考えられます。
僕は亀田選手も普通に強いと思っています。
ただ、エルナンデス選手に詰められた時に止まってしまうと、良くないと思います。
亀田京之介の勝ち筋は止まらずポイントを取ること

亀田選手が勝つとしたら、僕は止まらずにポイントアウトする戦い方がいいと思います。
くっつかれた時や疲れた時には無理に打ち合わず、まず対処する。
そして遠い距離ではポイントを稼ぐ。
そういう戦い方の方がいいと思います。
エルナンデスに明確に勝てば評価は大きく上がる

エルナンデス選手は、中谷選手との試合の印象がすごく強いと思います。
その相手に亀田選手が明確に勝ったら、日本の中でもかなり評価は上がると思います。
亀田選手に対してはいろいろな見方があると思いますが、それもかなり変わるのではないでしょうか。
エルナンデス選手は世界的にもある程度評価されている選手だと思います。
その選手にしっかり勝てば、亀田選手の評価は上がると思います。
僕自身、亀田選手のことは結構評価しています。
普通に強い選手だと思っています。
中谷潤人を苦しめた相手にどう戦うのか

今回の一番の注目ポイントは、中谷選手を苦しめたエルナンデス選手に対して、亀田選手がどう戦うのかというところです。
実際に両者が戦ったらどうなるのか。
そこは純粋に面白いポイントだと思います。
この試合の結果によってフェザー級戦線そのものが大きく変わるかというと、エルナンデス選手はもともとスーパーバンタム級の選手なので、そこまで変わらないのではないかと個人的には思います。
ただ、亀田選手に対する評価は変わると思います。
この相手に勝てば評価は変わりますし、亀田選手自身の今後も変わってくると思います。
勝敗予想はエルナンデスの後半ストップまたは判定勝ち

最後に勝敗予想ですが、僕はエルナンデス選手の後半、もしくは判定勝ちかなと思っています。
感覚としては、7対3、もしくは6対4くらいでエルナンデス選手が有利なのではないかと個人的には思います。
ただ、本当に階級差、体格差を亀田選手がどう生かせるのか。
そこが実際に生きるのかどうかというところは、かなり見ものだと思います。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
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