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こんにちは、椎野です。

ボクシングでは、攻撃と同じくらい防御が重要です。その中でも「ブロッキング・ガード」は、腕を使って顔やボディを守る方法で、相手のパンチから身を守る基本的なディフェンス技術の一つです。特に接近戦では、ガードの使い方が勝敗を左右することもあります。

今回は、ガードの基本的な構え方やポイント、そしてパンチに応じたブロッキングの工夫について解説していきます。

これを理解すれば、相手の攻撃をかわしつつ、次の攻撃にスムーズにつなげることができるようになると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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ガードの基本ポイント

ガードの基本は、手だけで守るのではなく、肩・肘・拳の3点を使って壁を作ることです。

以下が重要なポイントです。

  1. 脇を締める:しっかりと脇を締めることで、相手のパンチが体に入る隙間を減らします。
  2. 顎を引く:顎を引くことで、顔への被弾を防ぎます。
  3. 手の位置:手のひらが自分に向くように構え、隙間をできるだけ作らないようにしましょう。

顔を守るためにガードを上げすぎるとボディが空き、逆にボディを守ろうとガードを下げすぎると顔が危険にさらされます。バランスを保つためには、顎を引き、脇を締めて、パンチが通る隙間を無くすことが重要です。

ガードを効果的にするには下半身の安定性が重要!

ガードを固めるだけでは不十分で、下半身の安定性も重要です。

体幹に力が入っていないと、パンチを受けた時にバランスを崩し、次のパンチをもらってしまいます。しっかりと踏ん張ることが大切です。

ボクシングは脚のスポーツといっても過言ではありません。以下のステップの記事では下半身のトレーニング方法についてご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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パンチに応じたブロッキングの工夫

ガードの基本に加えて、相手が打ってくるパンチを見極め、そのパンチに応じたブロッキングを行います。たとえば、相手がストレートを打つ場合、ガードを少し前に出してパンチを潰すことで、威力を半減させ、反撃に移りやすくなります。

ガード(ブロッキング)のメリットとデメリット

メリット

  1. 急所をしっかり守ることができる。
  2. ガードを固めることで安心感が得られる。
  3. パワーがあれば、ガードだけで前進し、距離を詰めることができる。

デメリット

  1. 相手のパンチを受け止めるため、ダメージを負いやすく、消耗しやすい。
  2. リターンが遅くなりがちで、頼りすぎると後手に回る可能性がある。
  3. ガードを上げていると肩に力が入り、パンチのスピードが落ちやすい。

ディフェンス技術の使い分けと攻撃への転換

ディフェンスには、それぞれ一長一短があります。

僕自身はガードに頼りすぎると足が止まってしまうため、遠い距離ではガードを下げ、パンチを出しながら距離を保つことを意識していました。重要なのは、状況に応じてディフェンス技術を使い分けることです。

さらに、ディフェンスは単なる守りではなく、次の攻撃につなげるためのものと考えるべきです。相手の動きや次の展開を見据え、ディフェンスから反撃にスムーズに移れるような戦術を練習していきましょう。

ボクシングのブロッキング・ガードについて:まとめ

  1. ガードの基本技術
    ガードは顔やボディを守るディフェンス技術で、肩・肘・拳の3点を使って壁を作り、脇を締めて顎を引くことが重要です。顔とボディをバランスよく守るためには、隙間を作らない構えが必要です。
  2. 下半身の安定性の重要性
    ガードだけでなく、下半身の安定性も必要です。体幹がしっかりしていないと、パンチを受けた際にバランスを崩してしまい、次のパンチをもらうリスクが高まります。
  3. パンチに応じたブロッキングの工夫
    相手のパンチに応じてガードを変えることが大切です。例えばストレートに対しては、ガードを少し前に出してパンチを潰し、威力を半減させることで反撃しやすくなります。
  4. ガードのメリットとデメリット
    ガードは急所を守り、安心感を与え、パワーがあれば距離を詰めることができる反面、ダメージを完全に防げず、消耗しやすいというデメリットもあります。さらにリターンが遅くなりやすく、肩に力が入りやすいため、スピードが落ちることもあります。
  5. ディフェンス技術の使い分けと攻撃への転換
    ディフェンス技術には一長一短があり、状況に応じて使い分けることが大切です。また、ディフェンスは守りのためだけではなく、攻撃への転換を意識したものにするべきです。反撃までの流れを考えた練習が必要です。

以上が【ブロッキング・ガード】の基本的な考え方とテクニックの解説です。

ガードは単に守るための手段ではなく、次の攻撃につなげる重要な要素です。しっかりと基本を押さえながら、状況に応じてディフェンス技術を使い分け、攻撃へとスムーズに転じることを目指しましょう。

日々の練習で、ぜひこの技術を磨き上げてください。

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というわけで今回は以上です。

しいの

【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導

分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。

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