【ブロッキング・ガードについて】|ボクシング講座
こんにちは!椎野です!
今回は【ブロッキング・ガードについて】お話ししていきます!
ガードは腕を使って顔やボディーを守るディフェンスです。
構えた腕で壁を作り相手のパンチを防ぐもの。
特に接近戦、お互いのパンチが届く距離で戦う時に大事なディフェンスになります。
ポイントとしては、手だけで守るのではなく肩・肘・拳の3点を上手く使い壁を作ること。
基本的には、脇を締めること・しっかりと顎を引くことが大事です。
また、手のひらが自分の方を向くようにし、できるだけ隙間を作らないようにしてください。
顔を守るためにガードを上げすぎるとボディーが空き、ボディーを守るためにガードを下げすぎると顔が空く。
そうならないよう、顎を引いて脇を締め、パンチが通る隙間をなくすことが大事です。
下半身は踏ん張ってください。
体幹に力が入ってないと受け止めてもバランスを崩して次のパンチをもらってしまいます。
上記が基本のガード・ブロッキングですが、相手が何のパンチを打ってくるのか見えている場合は、それに合わせてブロッキングの仕方を変えます。
例えば相手がストレートを打ってくる場合、ガードを少し前に出してパンチを潰しに行くような感じで受けると、パンチの威力を半減し反撃に移りやすくなります。
ガード(ブロッキング)のメリットとしては、
・急所をしっかりと守りやすい。
・しっかり固められると安心感がある。
・パワーがあればガードだけで前に出て距離を潰していける。
デメリットとしては、
・相手のパンチを受け止めるので少なからずダメージを負い消耗しやすい。
・リターンがどうしても遅くなる、頼りすぎると後手になる。
・ガードを上げていると肩に力が入りやすくパンチのスピードが出にくい。
などです。
僕はガードに頼ると足が止まってしまう傾向があったため、遠い距離ではガードは下げ気味してパンチを出していました。
これから話していくディフェンス方法ですが、一長一短があり、使い所が違うため、うまく使い分けていきましょう。
ディフェンスのポイントは、ディフェンスのためのディフェンスではなく、攻撃に転じやすいようなディフェンスをすることです。
次の動作、相手の動きを考え、ディフェンスからのリターン(反撃)までを意識して練習しましょう。
次記事は【ボディワークについて】お話ししていきます!