【ステップをレベルアップしたい人にオススメのトレーニング法】|ボクシング講座

こんにちは!椎野です!

今回は【ステップをレベルアップしたい人にオススメのトレーニング法】についてお話ししていきたいと思います。

ボクシングの練習で一番大事なのは、構えを崩さずにステップをし続ける、足を止めないということなので、これはどの練習でも意識してやってみてください!

ステップのトレーニングはたくさんありますが、ステップしやすい体を作るという点に着目して、4つに絞って、トレーニング法を紹介していきます。

1、【縄跳び】
このトレーニングが結構大事です!足首を柔らかく使う・力を抜いてステップをする練習にもってこいです。例えば、縄跳びに慣れていない人が3分間飛び続けるときついと思いますが、ボクサーは30分飛び続けても全然疲れないのです。それは、もちろん体力があるからというのもありますが、力を抜いて省エネで縄跳びができているからです。ステップも同じで、最初はきついのですが慣れてくると楽になってきます。トレーニングのためにも、脱力を体に染み込ませるためにも、縄跳びやってください!

2、【小さいコーン、ミニハードルをひたすらジャンプする】
できるだけかかとをつかないで、前後にひたすら飛び越える、横にひたすら飛び越えるトレーニングです!縄跳びよりきついと思います!足の裏とふくらはぎの瞬発力を鍛える小さいジャンプをひたすら行うことが、速いステップを続けるトレーニングになるので是非やってみてください!ボクシングに大事なのは、瞬発力の持久力です!

3、【ラダートレーニング】
ラダーというはしごを下に敷いて、いろんな足の動かし方をします。少し重心を落としたまま、重心(腰)の高さを変えずに、足を細かく早く動かすというトレーニングがすごく良いです!ステップをしてる時も、攻撃してる時も、ディフェンスしている時も、重心が変わらない、バランスが崩れないというのがすごく大事です。ラダートレーニングを行う時も、重心が変わらないように行うと、ステップの安定に直結するかなと思うので是非お試しください!

4、【下半身の筋力トレーニング】
スクワットやランジ(立った状態から足を踏み込んで、蹴り戻るトレーニング)などの基本的な下半身のトレーニングも大事になってきます!最低限の下半身のパワーも大事なので、負荷をかけたスクワット、ランジも行いましょう!
プラスで、ジャンプ系トレーニング、階段を両足飛び(2〜3段抜かし)でひたすら登る、階段を片足けんけんで登るなどのトレーニングも大事です。ちょっと高めの踏み台があれば、両足でジャンプして上り下りやるのもオススメです!高くジャンプして膝を上げることで、足を上げる筋肉(腸腰筋・股関節周り)も同時に鍛えられるのでオススメです。
また、お尻の筋肉やハムストリングス(もも裏)もダッシュに必要な筋肉となるので、スクワット、ランジ、ブルガリアンスクワットなどで意識的に鍛えてください!
※ブルガリアンスクワット
体の後ろに椅子を置いて、片足を乗せる。手は胸もしくは頭に置く→背筋を伸ばし、前足を曲げて腰を真下に落としていく→
元の姿勢に戻る

上級者はこれをジャンプしたり重りを持って行います。ぜひ挑戦してみてください!

ボクシングは、上半身で殴りあうイメージのスポーツなのですが、僕の中では7割8割【脚のスポーツ】だと思ってます。
ボクシングで大事な距離感やポジショニング、リズム、パンチを打つ、パンチを避ける動作は全て脚を使います。
ステップは脚で踏みます。力強いパンチは、脚の力を拳に伝えて打ちます。ディフェンス、バックステップ、頭を振るダッキングも脚を使います。下半身が連動してないと、パンチにつながらないので脚が全部大事になってきます。バランスも下半身でとります。脚を使えるようにならないとボクシングでは勝てません。アウトボクサー、インファイター関係なく、脚のスポーツということ、下半身でボクシングを作るということを意識できると良いと思います!

今回は簡単にステップのためのトレーニング法を紹介しました!次記事はパンチ講座【ジャブについて】のお話ししていきたいと思います。