【勝ちメンタル!自信・ポジティブ・諦めない気持ちの作り方】|ボクシング講座

こんにちは!椎野です!今回は【勝ちメンタル!自信・ポジティブ・諦めない気持ちの作り方】

 心技体という言葉がありますが、その中でも技術や体力は練習で培っていくものというイメージはつくと思います。
 しかし、芯の部分、心の部分、メンタルも練習で培っていくものでもあります。私生活も関係してくるのですが、練習で培えます。
 勝つために大切なメンタル作りにはいろんな要素がありますが、今回はその中で自信・ポジティブ・諦めない気持ちの作り方の3つをお話します。

 まず一つ目は自信。

 「今回勝てるかな?」という気持ちで試合に挑むのと「絶対勝てる!」と思って試合に挑むのでは、後者の方が勝てる可能性は高いです。勝てる!という気持ちを作るためには、「根拠のある自信」をしっかりつけてください。根拠のある自信は、練習で培えます。練習量を積むことで、これだけ練習したんだから絶対に勝てるだろうという自信、これだけやったからスタミナが切れることはないだろうという自信です。技術面でも繰り返し練習して、自信を持って使えるようになるまで行かないと、実際の試合で使えないことも多いです。自信を持って技術を出せるようになるまで練習してください。自信が持てない時は、まだ自分の中で「もっと練習できたな」という気持ちがある時です。また「根拠のない自信」もあった方が良いです。例えば僕も持っているのですが、何とかなるでしょという楽観的な思考です。こちらも作れれば大切にして欲しいです。必要な場面があります。
 技術面での自信のつけ方は、成功体験を増やすことを意識すると良いと思います。試合の日までに、試合で使うテクニックや技術、戦略を繰り返しやってください。対戦相手に対しての対策のコンビネーションが一つあったとしたら、スパーリングで様々な相手に繰り返し試し、成功する回数を増やしていき、成功を繰り返すことで「これは使える、当たる」という自信がついてきます。成功パターンを増やしていくと、結果的にそれが、勝てる!という自信につながります。
 逆に練習で失敗体験があった時、そのままにしておくと「うまくいかないぞ。。。」と自信がつきません。そのまま試合に挑んでしまうと自信がない状態で、試合に挑むことになると思います。練習は練習だからと開き直れるメンタルの持ち主であれば問題ないのですが、基本的には成功体験を増やしていった方が自信がつくので、これを増やすように意識して取り組んでみてください。

 二つ目は、ポジティブ。

 物事をポジティブにとらえる意識の持ち方です。試合中に何か悪いことが起きた時、練習してきた一つのパターンが通用しない時、これをネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかでその後の展開が変わってきます。ネガティブにとらえると、「あれ、うまくいかない…」とどん底にはまっていきます。上手くいかなかったとしても、こうやったらうまくいくかな?と違うやり方に切り替えたり、これをフェイントに使えば相手は引っかかるかもしれない、という風に切り替えてポジティブに捉えられるかどうかで試合の運び方は変わります。
 試合前や試合中に怪我をしてしまった場合も同じです。例えば右拳を怪我した場合「右拳が痛い。どうしよう。」と思って戦うより「右拳が痛いから左を中心に組み立てて、右は捨てパンチに使おう。」とポジティブに切り替えられるかどうか。自分の左を伸ばすチャンスだと捉えて戦った方が、強気で攻撃に行けると思います。
 ポジティブに切り替える練習としては、ボクシングに限らず、普段の生活でネガティブなことが起きた時にそれをポジティブに変換する意識を持ってみてください。
 何か起きた時に、「やっぱりダメだ」と捉えていませんか?そう捉えてしまう人は、最初からネガティブな方向に考えていることに気づきましょう。試合前に「負けたらどうしよう」と考える人も、負けた後のことを考えているということです。

 最後は、諦めない気持ち。

 接戦の試合を終盤に進んで行った時に「きつい。」と思うのか「絶対に負けない!」と考えるのでは動きに差が出ます。相手もきついのです。諦めない気持ちというのは、絶対に何があっても勝つ!という気持ちの強さだと思うのですが、これは、練習量、練習の内容で作っていけると思います。あれだけ練習したんだから絶対に負けるわけにはいかない、あれだけやったことが無駄になってしまうから負けたくないなどという気持ちです。
 私生活の中で見つけることも大事です。「応援してくれる家族のために絶対に負けたくない!」「自分の夢のためにここは絶対に負けたくない!」など自然に湧いてくる気持ちを大切にしてください。実際、僕もフィリピンで試合した時、急な試合で試合前の調整がかなりきつい状態でした。試合中も、3Rであばらを折ってしまって、インターバル中は「もう座ったら立てない。」と思うくらい痛かったです。精神的にもかなりきつい状態でしたが、その時脳裏に浮かんだのは息子の存在でした。
 家で待ってる息子を思い、死んでも負けない、絶対負けない、このくらいじゃ絶対に倒れないぞという気持ちが僕の中ではありました。その気持ちがあったので、最後まで戦いきれて、11ラウンドTKOで勝って日本に帰ることができました。僕の場合は、息子が原動力でしたが、そう言った気持ちは「本気」であればなんでもいいと思います。「自分の夢のため」「意地」または「ただの負けず嫌い」でもいいと思います。強い気持ちで試合に挑むというのが、後半・終盤できつくなってきた時に諦めずに戦える原動力になります!

 今日お話した、【自信・ポジティブ・諦めない気持ち】の3つは、練習でも培えるものです。きつい練習をこなして自分を追い込んで自信をつける。練習段階から何事もポジティブに変換する意識付け。最後まで諦めない気持ちが芽生えるくらいのきつい練習をしたり、絶対に負けたくない気持ちの原動力を見つけること。試合が決まった時は是非意識して欲しいです。

 他にも、メンタルの保ち方にはいろいろ方法や考え方があります。メンタル面は、試合の時以外でも様々なことに作用してくるので、悩みや気になることがあれば、SNS、またはHPから質問受け付けてます。


僕は三迫ボクシングジムでプロ選手を専門に指導しています。選手達と組むときは、選手一人一人の体格や得意な動き、性格も見ながら、強みを見つけるところから始めて、一人一人ボクシングスタイルを確立していきます。全員に同じボクシングを教えることはしません。苦手な動きがある場合は、動きを見てからなぜ苦手かを分析し、重心の位置など細かい部分から修正していきます。必要なトレーニングももちろん一人一人違うと思っています。僕のパーソナルトレーニングでは、知識と経験に基づいて、あなたの特性に合わせたあなただけのボクシング(トレーニング)を提案・指導しています。ボクシング初心者でも受けられますか?とご質問いただくことも増えましたが、もちろん大歓迎です。一度癖がつくと修正が難しい基礎こそ正しく覚えることで、その先のボクシングの可能性が無限に広がっていくと思っています。少しでも気になる方は、カウンセリング無料(カウンセリングのみの場合はメール)で行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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