
こんにちは、椎野です。
僕は普段から、選手に技術的な指導について聞かれることが多いですが、これらを最短でモノにしてぐんぐん成長する選手にはある「心構え」があります。
- 後からボクシングを始めたあいつにどんどん抜かされていくのはなぜ?
- 強いボクサーってどんな風にモチベーションを保ってるの?
- 最近のやる気ない自分の背中を押してほしい
そんな方に向けて、強いボクサーに欠かせない6つの心構えについてお話ししていきます。
この内容はボクシングだけでなく、他の分野にも応用できる考え方なので、ぜひ最後まで読んでみてください!
(僕も仕事をする上で大切にしています。)
強いボクサーに欠かせない6つの心構え
- なによりもボクシングを最優先させること
- 何かのせいにしないこと
- ボクシングが好きであること
- 目標の立て方を知ること
- 意識的に練習の質を高めること
- 今ある環境に感謝すること
これらは、強いボクサーを目指すなら全て持っていて欲しい心構えです。詳しく解説していきます。
1. なによりもボクシングを最優先させること
ボクサーとして成功したいと思ったら、目標を最優先にする生活を送ることを意識しましょう。
知っている人も多いですが、日本のボクサーのほとんどが、それ一本では生活していくことは難しいのが現状です。
仕事や家庭の時間も考えると、ボクシングに使える時間は限られているので、何を優先するかが結果に大きく影響します。
例えば友人との遊びを断り練習を優先する、疲れや怠けたい気持ちを克服して練習に向かう。
言葉で言うのは簡単ですが、実行できている選手は少ないです。
「絶対に強くなる」という強い意志を持って、日々の行動を選択していくことが大切です。
2. 何かのせいにしない

ボクシングが上達しない理由を、「仕事が忙しくて……」「トレーナーの指導が合わないから……」と諦めていませんか?
他者や環境のせいにするのではなく、自分自身でより良い練習環境を作り出そうとする心構えを持つことで、結果はついてきやすくなります。
なぜなら、ボクシングは個人競技であり、自己管理が非常に重要なスポーツだからです。
時間が限られているなら、その分、練習の効率を上げたり、スキルを伸ばすことにフォーカスした練習方法を取り入れる必要があります。
また、トレーナーの指導が合わないと感じる場合でも、走り込みや筋力トレーニング、シャドーボクシング、サンドバッグ打ちなど、今の自分に合った練習を考えて取り組むことが大切です。
1人での練習に行き詰まったら、他のジムのトレーナーにアドバイスを求めるのもありだと思います。
僕も受け付けていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
「やらない言い訳」や「やれない言い訳」を並べるのは簡単ですが、本当に重要なのは、「どうやって強くなるか」を考える姿勢です。
目標に向かって黙々と努力を続ける。その姿勢を崩さない人だけが、最終的に結果を残すことができる人です。
3. ボクシングが好きであること
「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、好きな気持ちは「もっと知りたい」という学びや継続力に直結します。
実際にボクシングを心から楽しんでいる選手は、自然と練習時間が増え、その結果、上達のスピードも速いです。
好きだからこそ、普段から多くの選手の映像を見て勉強しているし、ボクシングについて考える時間も長いからです。
そんな時間の中で「こういうことを試してみよう!」というアイディアが生まれたり、新しい技術を試したりすることにも積極的になれます。
結局のところ、ボクシングが好きな気持ちが最終的に強いボクサーへとつながっています。
好きになるために工夫することも大切
時々スランプになったり、「ボクシングが嫌いになりそう」と悩む選手もいますが、そんな時僕は、
得意なことだけひたすらやることを薦めています。
ボクシングでスランプに陥る選手は短所にばかり意識が向いている事もありますが、長所を伸ばし続けると短所が潰せたりもするのでオススメです。
同じことを続けてもモチベーションが上がらないなら、ボクシングの中でも「楽しい」と思えることに練習をシフトしてみるのも工夫の一つですよ!
4. 目標の立て方を知る

現時点で「何を練習したらいいかわからない」と思っている選手は目標の立て方を見直しましょう。
目標をできるだけ細分化し、段階的に進むことで着実に強くなっていくことはできます。
明確なステップがあれば、次に何をすべきかがわかりやすくなるからです。
かなり大雑把ですが、世界チャンピオンになるのが最終目標なら「世界チャンピオン」の前に「日本チャンピオン」。その前に「プロテスト合格」など、逆算して目標をクリアしていく必要がありますよね。
技術面でも同様で、「強いパンチを打ちたい」と漠然と思っていても、どの程度の「強いパンチを打ちたい」のか。
今の自分がどのレベルのパンチを打てているのか、そのためにどんな練習が必要かを細分化する必要があります。
「強いパンチを打ちたい」→「ダメージを与えるパンチを打てるようになりたい」→「サンドバッグを打つと拳が痛い」→「拳の強化が必要だ」→「拳立てのトレーニングを10回→20回に増やしてみよう」
このように小さな目標を設定し、日々の努力に具体性を持たせてみましょう。
5. 意識的に練習の質を高めること
練習の質を高める方法はズバリ、
今、自分が何を目的に練習をしているかを意識することです。
様々な選手を見ても、この練習の意識が上達のスピードを左右すると実感しています。
- 「今回のスパーリングではサウスポー対策を行う」
- 「このシャドーではパンチのフォームの修正を行う」
など、毎回目的を持った練習をすると、できている事とできていない事が見えてきて、自己分析力を高めることにも繋がります。
個人的には1ラウンドごとに目的を持って行うぐらいの心構えでいて欲しいです。

このラウンドは相手のこの立ち位置から外れないことだけ考えてやってみよう
そんな感じで一つ決めるだけで十分です。
「何のための練習か」を常に意識することで、質の高いトレーニングが実現できるので意識してみましょう。
6. 今ある環境に感謝する
ボクシングは個人競技ですが、1人では絶対に成り立たないスポーツです。
僕も現役時代から身に染みて感じていることではありますが、感謝の気持ちが練習のモチベーションにもつながってくるので重要です。
例えばですが
- ボクサーは、会長やマネージャーがジムの経営など頑張ってくれてるから毎日練習場所があります。
- ミットをやりたいとお願いすれば、ミットを持ってくれるトレーナーもいます。
「相手の労力や時間を使って練習をさせてもらっている。」
そんな感謝の気持ちが、1日1日の練習へのモチベーションや、自分自身への鼓舞につながります。
なので今ボクサーとして活動している人は、周囲のサポートが当たり前ではないことを忘れないでください。
感謝するボクサーは応援してくれる人が多いです!
前半でもお話しした通り、ボクサーはそれ一本で生活を成り立たせるのが難しいスポーツです。そのため、スポンサーの支援や周囲の応援が欠かせません。
しかし、スポンサー活動も感謝の気持ちがなければ、誰もサポートしてくれません。
試合を観に来てくれるお客さんや画面越しで応援してくれるファンも同じです。感謝の心があるからこそ応援したくなります。
こうしたサポートがあって初めて、恵まれた練習環境を確保することができます。だからこそ、試合に来てくれた方にはお礼の連絡をしたり、直接会った際には「いつも応援ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。
一人の人間として周囲に支えられていることを忘れず、選手としても人間としても成長していきましょう!
おわりに
心構えを持つことで、目標達成に向けた行動が自然と変わります。
今回、記事内でお伝えした6つのポイントを日々意識しながら取り組んでみてください。
目標設定が大事だとお話ししましたが、自分一人では難しいという方、どんなボクシングで自分のポテンシャルを最大限に発揮できるのか、迷っている方は、分析なども含めてサポートいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。
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