【駆け引きのポイント!フェイントについて】|ボクシング講座
こんにちは!椎野です!今回は【駆け引きのポイント!フェイントについて】お話ししていきたいと思います。
ひとえにフェイントと言ってもいろいろあります。攻撃のため、防御のため、カウンターを狙うため、、、上手い人は常にフェイントをかけていると言っても過言ではありません。
攻撃のためのフェイントとして簡単なポイントを一つ挙げるとしたら、打ったパンチは全てフェイントに使えるということ。例えば、右ストレートを打ったら相手は反応し、ディフェンスしてきます。パーリングするのかブロッキングするのかスウェーバックするのか、またはバックステップを踏むのか。人によって防御の仕方は違いますが、パンチを防御する時にどこかしらガードが空く(穴ができる)ので、次に打つふりをしてそこにパンチの軌道やタイミングを変えて打ち込むというのがシンプルなフェイントの使い方です。
次は、防御のフェイント。例えば、相手が打とうとした瞬間に、避けて打つよ?というフェイントを見せます。実際に相手が打ってきたら避けないとダメなのですが、このフェイントを先に見せることで相手は手を出しにくくなります。逆も然りで、自分が打とうとした時に、相手が避けてカウンターを狙ってる仕草を見せるとパンチを打ちにくくなりますよね。そうすると、カウンターを狙ってるからその裏をかこう、などと駆け引きが始まるわけです。
フェイントは心理戦です。パンチは出さないよという雰囲気を出すと相手が一瞬油断しますよね。その瞬間にパンチを打つ。こういうのもフェイントになります。手を揺らすだけがフェイントじゃないので、いろんなパターンでフェイントを使って、フェイントの種類を増やしてみてください。足も、目も、頭も、雰囲気も、フェイントに使えます。
フェイントをする上で大事なポイントは、相手がそのフェイントに引っかかってるかどうかの確認をすることです。
手のフェイントに引っかかってるのか、足のフェイントに引っかかってるのか、または肩や頭や目のフェイントなのか。
フェイントは体のほとんどの部分で使えますが、ちゃんと相手が反応しているかどうかを確認しないと、フェイントをかけても意味がありません。相手が引っかかっていないにもかかわらず、フェイントかけてパンチ打つ人もいますが、こういう人はカウンターをもらったりします。なのでまずは、フェイントをかけて相手の反応を見てください。
反応の見方としては、フェイントをかけた時、相手のガードが下がる、相手のガードが内側に寄るなど、フェイントに対して相手が反応しどこかに穴が開くかどうかというところ。次にフェイントをかけてパンチを打つのですが、この時注意して欲しいのが、フェイントをかけてパンチを打つまでのタイミングです。フェイントに引っかかった!と思って、そこからパンチを打っても遅いです。その間に相手は元の体勢に戻ります。パンチを当てるには、フェイントに引っかかった瞬間に「打つ」のではなく、引っかかった瞬間に「当てる」ということを意識してください。タイミングが非常に重要です!
僕が選手に言っているフェイントのポイントは、嘘つきになること。シンプルに言えばフェイントって「嘘」なんです。相手を騙してパンチを当てたり、相手のパンチを誘って打たせる(そしてカウンターを打つ)というのがフェイントです。
また、フェイントや駆け引きをするには、遊び心も大切です。こういうのをやってみよう!とひらめいたらすぐやってください。真面目すぎてもダメですし、これはフェイントにならないだろうと決めつけるのもダメです。いろいろ思いついたらまずはやってみる。是非いろいろ試してみてください!
僕は三迫ボクシングジムでプロ選手を専門に指導しています。選手達と組むときは、選手一人一人の体格や得意な動き、性格も見ながら、強みを見つけるところから始めて、一人一人ボクシングスタイルを確立していきます。全員に同じボクシングを教えることはしません。苦手な動きがある場合は、動きを見てからなぜ苦手かを分析し、重心の位置など細かい部分から修正していきます。根性論ではなく、体の仕組みなどを理解した上で、動き方を修正しています。必要なトレーニングももちろん一人一人違うと思っています。僕のパーソナルトレーニングでは、知識と経験に基づいて、あなたの特性に合わせたあなただけのボクシング(トレーニング)を提案・指導しています。ボクシング初心者でも受けられますか?とご質問いただくことも増えましたが、もちろん大歓迎です。一度癖がつくと修正が難しい基礎こそ正しく覚えることで、その先のボクシングの可能性が無限に広がっていくと思っています。少しでも気になる方は、カウンセリング無料(カウンセリングのみの場合はメール)で行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ボクシングが好きな全ての方へ、必ず役に立つ情報を発信していきます!次回もお楽しみに!