【フィジカルトレーニングについて】|ボクシング講座

こんにちは!椎野です!

今回は【フィジカルトレーニングについて】お話ししていきます!
前回の記事で次回は筋トレ(フィジカルトレーニング)について書くと言っていたのですが、筋トレに絞らず書いていきます。

一概にフィジカルトレーニングと言ってもいろいろあり、筋トレ、ロードワーク(走る)もフィジカルトレーニングの一つです。フィジカルトレーニングは何のためにやるかというと、体力全般、心肺機能的なスタミナ・筋持久力・パワー・スピードなど、基本的な身体能力の向上のために行います。ボクシングは運動したことない人や、運動神経が鈍い人でもできると書いてあったりもするのですが、基本的な運動能力は高い方がいいです。パワーもスピードも持久力もあった方が有利だと考えてください。

フィジカルトレーニングのまず第一が、ロードワーク(ランニング)。基本的には長距離を走るのが一般的かと思います。筋持久力を高める・心肺機能向上・最大酸素摂取量の向上につながります。また、ボクシングはずっと同じペースで動くわけではないので、インターバルトレーニングも重要になってきます。例えばボクシングは1ラウンド3分の試合が一般的なので、3分間ダッシュして1分間休憩を繰り返す、こう言ったインターバルトレーニングが効果的です。短いダッシュもいいと思います。ダッシュをやることによって体の瞬発的なスピードアップ・回転力アップにもつながります。また、負荷をかけたトレーニングとして、階段・坂道ダッシュもいいと思います。

他にもいろいろなやり方がありますが、大まかに、長距離走・短距離走どっちもやった方がいいです。

ロードワークの次は筋トレです。筋トレは、運動したことがない人は、自重トレーニング、自分の体を使った筋トレから始めるのが良いと思います。例えば腕立てふせやスクワット、プランクなどの体幹トレーニングや腹筋運動、こういうベーシックなもので構わないので、まずはしっかり自分の体を使ってトレーニングしてください。なぜ自分の体を使ったトレーニングが良いかというと、多関節種目と言って、一気に何箇所もの筋肉を使うことができることが多いからです。また、自分の体をコントロールすることが上手くなります。ボクシングでどう役に立つかというと、例えばパンチを打つ時は、足で地面を蹴り、足で踏ん張ります、その状態で体をひねり、腹筋も使い、腕を伸ばし、肩腕の筋肉を使います。さらに背中の、ヒットマッスルという肩甲骨周りの筋肉もよく使います。パンチが当たる瞬間は拳を握ったり手首を返したりもします。このように、全身を連動し、全身でパンチを打つので、できるだけ多くの筋肉を動員しコントロールする自重の多関節種目がオススメになります。

次にウェイトトレーニングに関して。基本的なウェイトトレーニングでいうと、スクワットやベンチプレスは、使う筋肉が比較的多いトレーニングなのでオススメです。基本的なやり方のアームカールやショルダープレスは、単関節種目で、基本的には一つの関節しか使ってないので、使ってる筋肉が少ないです。こういった単関節種目は、補助的なトレーニングだと思って行っていただければと思います。僕は多関節種目のトレーニングを行うのがオススメで、補助的な役割で単関節種目を行うのがいいと思います。

筋トレもいろいろあるので、まず自分の体、体力などを知っていただくことが必要です。多関節種目と連動トレーニング(例として下半身と上半身を一緒に使うトレーニングなど)がボクシングでは特に重要になってくるので、詳しく知りたい方、実践してみたい方はお気軽にお問い合わせください。

筋トレの効果としては、基本的にはパフォーマンスアップ、スタミナ、パワー、スピードの向上につながります。やり方はいっぱいあるので、勉強したり、パーソナルトレーニングを受けたりとかしてみてください。

フィジカルトレーニングはパフォーマンスアップの他に、メンタルのトレーニングにもなります。かなりきついトレーニングで追い込むと、あんなにきついことしたんだから絶対負けない!と強気な気持ちにもなれるし、自信につながります。例えば、パワーがついたとしたら、パワーでは絶対に負けないからと強気に行けるし、スタミナに自信がつけば、いくら飛ばしても大丈夫!スタミナが切れることはないだろうと積極的にいけます。スタミナが切れたらどうしよう、疲れたらどうしようという気持ちでボクシングをするのでは、全然変わってきます。

ということで、筋トレ(フィジカル)、ロードワークをしっかりやっておくと自信につながり、パフォーマンスがさらに上がるので、そういった意味での筋トレ、ロードワーク、フィジカルトレーニング全般は、必ず行った方が良いと思います!

フィジカルトレーニングに関してはいろんな理論があります。トレーナーによってウェイトトレーニングを推奨する人や逆にウェイトトレーニングは推奨しない人、SAQトレーニング推奨など、いろんな考えがあるので、自分にあった考えでやるのが一番後悔しないと思います。もしくは自分が信頼する人のところで行ってください。
ちなみに僕もパーソナルトレーニング募集してます!

これでボクシングの基本は終わりです。フィジカルトレーニング(ロードワーク)でベースとなる体、体力をしっかり作って基本をしっかり反復練習して、体に染み込ませ、実戦につなげてください!

今後は応用編、例えばフェイントや駆け引き、戦略など役に立つ情報を発信していきたいと思います!
何か知りたいことや聞きたいことがあれば、お問い合わせページまたは僕のSNSからお気軽にご質問ください!(〇〇対〇〇の試合の考察をしてほしい!過去試合の戦略について知りたい!などもお答えします!お気軽にお問い合わせください。)