バランスを崩さないためのコツを解説!|ボクシング講座
こんにちは!椎野です!今回は「バランスを崩さないためのコツ」についてお話ししていこうと思います!
最初に言っておくと、ボクシングでは、バランスを保つ事が最重要項目と言ってもいいくらい大切です。
自分のボクシングをイメージした時に、最初の構え、構えたまま動く、そこからパンチを打つ、ディフェンスをする、ボディワークやステップワークなど、基本的なボクシングの動作をしてる時や動作後、バランスがちゃんと保てていますか?
パンチを打った時に、パンチが流れてバランスを崩したり、防御した時、ボディワークやバックステップで相手のパンチを外した時、バランスが崩れてしまうのはよくありますよね。この「バランス」が崩れてしまうとどうなるかというと、パンチを打っても力が入らなく(伝わらなく)なります。また防御してバランスを崩してしまうと、そこから撃ち返すことができません。
なのでどんな動作をしたとしても、バランスが保ててないと何もできない、または何かしてもリスクが増えるだけということです。
ではなぜバランスは崩れてしまうのか。結論から言うと、次の動作をイメージしていないからです。
止まっているだけなら誰でもバランス取れるけれど、ちょっと動くとバランスは簡単に崩れます。ボクシングでいうと、オーソドックスの人が右ストレートを思い切り打つと、体が前や左に流れてバランスを崩したりします。右ストレートを打って終わり、右ストレートを思い切り当てるということだけを考えていると、このようになりやすいです。
右ストレートを打った後にバックステップをする。打ったら頭を振る。というように次の動作を考えている人というのは、思い切り打ったとしても、打った後の動作も考えて体を動かすので、崩れにくいです。防御も同じ。ボディワークや頭を振って避ける時に、避けることだけを考えていると、大きく動いてしまいがち。そうすることでバランスも崩れやすい。避けてパンチを打つ、打ってその後動く。というところまで意識できているとバランスを崩しにくいと思います。
例えば、ダッキングしてから左ボディを打つという動作があります。オーソドックスの人が左にダッキングして、左ボディを打つ、という防御からのリターンがあるのですが、左ボディを打った後バランスを崩したり、止まってしまう人が多いです。ダッキングが大きかったりパンチの振りすぎが原因かと思いますが、左ボディを打った後の動作まで考えておくと、思い切り打ってもバランスを保ちやすいと思います。
次にバランスを保ちやすい構えについてお話しします。構えた時、ほとんどの人はつま先重心で構えます。かかとに重心を置いて構える人はあまりいないと思います。つま先重心の状態で、軽く膝を曲げて、両つま先、両膝、頭、これで三角形が作れているとバランスを崩しにくいです。
例えば右ストレートで例えると、右ストレート打った時に左膝より頭が前に出ている、右ストレート打った時に膝がつま先より前に出ている、こういう人は突っ込みやすいので直した方が良いです。
バランスをしっかり保つには、つま先(母子球)が一番端、その内側に膝があって、膝と膝の間に頭がある、という三角形のバランスを作ってください。これはパンチ打つ時だけでなく、ボディワーク、ステップをする時など、常にキープしてほしい形です。
このバランスを保ってボディワーク、パンチ、全ての動作ができるとバランスを崩しにくいです!
頭振る時、膝より頭がどうしても外に出ちゃう・・・という方。そういう方は、足も一緒に動かしてください。足を動かせば膝の位置も変わるので、頭を内側に置きやすいです。この三角形のバランスを保てていると、バランスは崩しにくいので、常にイメージして動いてみてください。パンチを打つ時も一緒です。繰り返しになりますが、頭が膝より外に出ない、膝がつま先より外に出ない、それを意識して練習するとバランスは格段に良くなると思います。
膝を突っ張ると瞬時に動きにくくなるので、動く時は基本軽く膝を曲げて、膝を突っ張らないで次の動作まで動くという点を意識して練習をしてみるといいと思います!
まとめると、バランスを崩さないために大事な事は二つ!
一つ目が、次の動作を考えて動く事。攻撃するにしても防御するにしても次の動作を考えながら動き、最終的には構えに戻れるようにしてください。打っても動いても避けても、最終的には構えに戻る。これはボクシングの基本です。
二つ目が、つま先と膝と頭の三角形のバランス。バランスを崩しやすい人は是非意識してみてください!
僕は三迫ボクシングジムでプロ選手を専門に指導しています。選手達と組むときは、選手一人一人の体格や得意な動き、性格も見ながら、強みを見つけるところから始めて、一人一人ボクシングスタイルを確立していきます。全員に同じボクシングを教えることはしません。苦手な動きがある場合は、動きを見てからなぜ苦手かを分析し、重心の位置など細かい部分から修正していきます。必要なトレーニングももちろん一人一人違うと思っています。僕のパーソナルトレーニングでは、知識と経験に基づいて、あなたの特性に合わせたあなただけのボクシング(トレーニング)を提案・指導しています。ボクシング初心者でも受けられますか?とご質問いただくことも増えましたが、もちろん大歓迎です。一度癖がつくと修正が難しい基礎こそ正しく覚えることで、その先のボクシングの可能性が無限に広がっていくと思っています。少しでも気になる方は、カウンセリング無料(カウンセリングのみの場合はメール)で行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ボクシングが好きな全ての方へ、必ず役に立つ情報を発信していきます!次回もお楽しみに!