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昨日行われた井岡選手とフェルナンド・マルティネス選手の一戦についてお話します。昨日はWOWOWエキサイトマッチの実況者としてボクシング界では有名なアナウンサーの高柳さんのYouTubeチャンネルで解説をさせていただきました。

試合結果と採点

結果は3対0、1人はフルマークで、1人は118対110、もう1人は116対112の判定で井岡選手が負けてしまい、マルティネス選手の統一王座という結果になりました。僕の採点では116対112でした。フルマークはないにしても、118ついてもおかしくはないかなっていう試合でした。微妙なラウンドを井岡選手に振ることもマルティネス選手に振ることもできますがフルマークはないだろうという感想です。でも、実際に大差でマルティネス選手の勝利は固いところだったと思います。

井岡選手の戦い方とマルティネス選手のポイント取り

井岡選手もやはりできることをやっていたというか、ボディでカウンターを効かせたりしていましたが、試合を通じてみると、相手の派手さや見せ方がポイントになったかなと思います。マルティネス選手が接近戦でまとめ打ちするのが見栄えが良く、ポイントの取り方を知っているなという感じでした。

前半のラウンドと立ち位置

前半の1ラウンド、2ラウンドを見て、右フック、左アッパーが怖いなと言ったのですが、おそらくマルティネス選手は立ち位置を研究していたのでしょう。井岡選手から見た左サイドで、ちょっと右回りしながら右フックを叩いてきて、左アッパーを返してくるというのが嫌だったように見えました。

後半のラウンドとポジショニング

というのも、後半井岡選手がマルティネス選手のボディを狙っていましたが、右ボディが入りにくい立ち位置でした。右ボディが溝落ちに入りにくい立ち位置で、左ボディは効かせましたが、ちょっと打ちにくかったんじゃないかなと。当たっても力が入るポジションにいなかったように思います。マルティネス選手のまとめ打ちして動くポイントの取り方、見せ方が上手かったなと思いました。途中から井岡選手のプレスが効いてきて、マルティネス選手に集中力を欠くところが見えたので、井岡選手が中間距離でワンツーをもう少し打っても良かったかなと個人的には思います。

回り方と戦術分析

また、回り方。井岡選手は正面突破が多かったと思うので、自分の左サイドを取られないような回り方をして、右のボディアッパーを内側に溝落ちに狙っても良いかなと思いました。頭が右に倒れてしまうので、右のオーバーハンドを耳辺りに打たれて、ダメージが溜まりそうだと試合を見ながら危ないなと思いました。でも、相手のパンチを殺す技術やパンチの衝撃の逃がし方など、さすが井岡選手と思う場面もありました。昨日の試合は、マルティネス選手が強いだけでなく、ポジショニングやポイントの見せ方が上手いと感じました。10対9でどちらかにつけるとなったら、やはりマルティネス選手の方に行くなというくらいポイントの取り方、見せ方が上手かったです。

井岡選手のダメージと今後について

多分、試合が終わってからのダメージという面でも、井岡選手の方がダメージがあるだろうなという試合展開でした。強いチャンピオンとの統一戦を戦った井岡選手、とりあえずお疲れ様でした。今後に関しては白紙ということですが、衰えているとは思いませんでしたし、戦い方次第では勝てるんじゃないかとも思いました。とりあえず少し休んで、また考えるのかなという風に思います。僕は井岡選手は、好きなボクサーの一人なので、どのような結論を出しても応援しています。昨日の試合はお疲れ様でした。

今後の展望

少し前に行われたジェシー"バム"ロドリゲス対フランシスコ・エストラーダ戦の勝者"バム"ロドリゲスが今回マルティネス選手と井岡選手の勝者と戦いたいと言っていましたが、これも勝者同士、バム・ロドリゲスとマルティネスの統一戦が決まれば面白い試合になるんじゃないかと思います。予想すると、バム・ロドリゲスの判定勝ち、もしくは中盤から後半にストップ勝ちもあり得るかなと思いますが、そのくらいバムは強いなと感じました。

ボクシングは組み合わせ次第なので何とも言えませんが、見たい試合がまた出てきました。そして田中恒成選手がスーパーフライ級でどう絡んでいくのかが今後の展望になると思います。井岡選手対マルティネス戦はマルティネスの判定勝ちということで、井岡選手お疲れ様でした。強いチャンピオン同士の試合で、面白い試合を楽しませていただきました。ありがとうございました。