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那須川天心

世間で注目の那須川天心ボクシング2戦目。結果は予想したまんまというくらい予想通りでした。

スピード差があって、ルイス・グスマン選手のパンチが天心選手に届かない、また、相手のパンチを外しての左カウンターも予想通りでした。
那須川天心選手のパンチはキレるパンチなので、グスマン選手に与えるダメージは残らなかった印象で、倒しきることなく判定勝ちという結果になったと思います。
相性的にも、那須川天心選手のやりたいボクシングができたのではないかと思います。

ここからスーパーバンタム級のクラスで戦っていくのであれば、攻撃力、相手を仕留めきる力が必要になってくると思いますが、天心選手は目の良さ、反応の良さ、スピード、当て勘など、かなり非凡なものがあります。
ここから日本タイトルなり、東洋タイトルなり、狙っていくことになると思いますが、バンタム級は日本人も強豪が多い階級で(日本チャンピオンの堤選手などもかなり強いです)これからの試合がより楽しみになりました。

中谷潤人選手

中谷選手が勝つだろうと思っていましたが、予想以上にアルヒ・コルテス選手がグイグイプレスをかけてきて中谷選手が下がる展開になった場面もありました。しかし、結局はアルヒ・コルテス選手が攻撃の糸口を見つけられずに試合が進んでいったように見えました。そこで中谷選手がロングレンジからの打ち分けでポイントアウトしてボディでダウンを取ったという流れでした。

やはり中谷選手はかなり強いなと思いました。
リーチが長くてサウスポー、さらに打ち分けもありますし、上も下も強くてパンチもあって、かなり強いチャンピオンです。なかなか負けるところが想像つかないなというのが僕の感想です。

拳四朗選手

僕の予想は拳四朗が5・6ラウンドくらいで倒すと想像していました。しかし、相手のブドラー選手が思った以上にやりにくそうでした。ブドラー選手は打って動いて打って動いてという軽快さや、手数も多く、根性があっていい選手でした。
試合の中で拳四朗がポイントをとられるイメージが湧かなかったので、負けることはないと思いつつも、倒し切れるのかなと見ていました。最終的にはストップを呼び込んで倒しきれたということで、さすが拳四朗というところでした。

拳四朗もライトフライ級だとなかなか敵がいない状態だと思うので、4団体統一からの階級アップが楽しみです。

オラスクアガ選手

オラスクアガ選手は、気が強くてパンチがあって、根性のあるスタイル。相手のフィリピンのマグラモ選手は、日本で桑原選手に負けて、中谷選手に負けていたというところで、オラスクアガ選手の圧勝をイメージしていました。

しかし予想に反してマグラモ選手、かなり強かったですね。マグラモ選手にポイントでとられていたんじゃないかと思いました。ちょっと前のローマン・ゴンザレスみたいな感じでずっとプレスかけてきていて、ローマン・ゴンザレスのような的確なジャブは少なかったですが、強弱をつけてコンビネーションで組み立ててくるという感じ。
一発一発しっかり打つオラスクアガ選手からしたら相性的にも良くなかったのかなという印象。
最終的には逆転KOということで、底力を見せたのかなと思いました。

オラスクアガ選手は僕がかなり好きな選手です。相手が拳四朗じゃなかったら世界チャンピオンになってもおかしくない選手だと思っていたので、次こそ本領発揮、より実力を見せて欲しいなと思います。

ちょっと拳を痛めたのかな?という印象だったので、そこも含めて良くしていく必要があると思いますが、今後がとても楽しみです。

今回は以上です。