
「最近、自分のパンチにキレがない気がする」「あの頃の自分の方が、強かったんじゃないか?」——そんな思いが、ふとリングを降りたあとや、練習帰りの夜道に浮かんでくること、ありませんか?
それ、あなただけじゃないんです。プロの世界で生きる限り、常に過去の自分と現在の自分を比較してしまうのは、むしろ自然なこと。でも、その「比較」が知らぬ間に自分の足を引っ張っている可能性があるとしたら?
今、あなたが感じている“違和感”や“もどかしさ”には、複数の要因が絡み合っています。単なるメンタルの問題ではありませんし、加齢や体力の衰えだけでもない。プロボクサーという極限の環境でしか起こりえない「心理と現実のギャップ」が、確かにそこにあるんです。
この記事では、あなたが「あの頃より弱くなった」と感じるその原因を一緒にひもとき、もう一度「今の自分」で戦うためのヒントをお届けします。
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- 1. 昔の自分と比べて「弱くなった」と感じる時にやるべきこと
- 1.1. まずは「過去の自分」と冷静に向き合う
- 1.2. 感情ではなく「データ」で現状を見よう
- 1.3. 「比較」は強さの本質を見失わせる
- 2. 「自己肯定感の低下」がパフォーマンスを鈍らせる
- 2.1. トレーナー視点で見る“自信喪失”のサイン
- 2.2. 「どうすれば自信を取り戻せるのか?」という問いが増えている理由
- 3. 強さの再定義と、今の自分にしかない価値を知る
- 3.1. 「強い自分」は今も別の形で存在している
- 3.2. 「今の自分」で戦うためのメンタル設計
- 4. 未来を描く力が「現在の自分」を変える
- 4.1. 「再起の物語」はここから始まる
- 4.2. 「あの頃よりも強い」と思える日は自分で創れる
昔の自分と比べて「弱くなった」と感じる時にやるべきこと

「昔の自分の方が動けてた」「あの時はもっと闘志があった」——そう思ってしまったとき、最初にすべきことは“落ち着いてその感情と向き合う”ことです。焦って今の自分を否定してしまうと、根本的な改善にはつながりません。
まずは冷静に、そして客観的に自分を見つめ直すところから始めましょう。
まずは「過去の自分」と冷静に向き合う
なぜ「あの頃の方が強かった」と思ってしまうのか?
それは多くの場合、“感覚の記憶”に引っ張られているからです。記憶の中の自分は、実際以上にキレて見えるし、調子も良かったように感じます。これは人間の脳が「成功体験」を強調して記憶する性質があるから。つまり、現在の自分が劣っているわけではなく、過去が美化されているだけの可能性もあるんです。
さらに、現状に対する不満や焦りがあると、脳は「過去の方が良かった」と勝手に編集しはじめます。これを「認知の歪み」と呼び、スポーツ心理学ではよく見られる現象です。
感情ではなく「データ」で現状を見よう
ここで有効なのが、“感覚”ではなく“データ”で自分を評価すること。スパーリングの動画や、ミット打ちの記録、心拍数や反応速度の数値など、過去と現在を数値で比較してみると、意外にも「今の方が優れている部分」が見つかることが多いんです。
特に、持久力やディフェンス精度は年齢とともに伸びやすい領域。筋力や瞬発力だけが“強さ”ではないという視点を持てれば、自分の変化をポジティブに捉え直せるはずです。
「比較」は強さの本質を見失わせる
そして何より重要なのは、「誰か」や「過去」との比較が、今の自分のパフォーマンスを削ぐ原因になっている可能性。ボクシングは、相手と戦う競技ですが、自分自身との付き合い方も同じくらい大切です。
「昔の自分」に勝とうとするのではなく、「今の自分」でどう勝つか。その視点にシフトすることで、あなたのリングでの存在感は、もっと厚みを増していくはずです。
「自己肯定感の低下」がパフォーマンスを鈍らせる

どんなに技術や体力が備わっていても、「自分はもうダメかもしれない」という気持ちが頭をよぎるだけで、パフォーマンスは著しく低下します。それがまさに、自己肯定感の低下が招く“見えないブレーキ”です。試合中や練習中、ほんのわずかな「ためらい」が動きを鈍らせ、パンチの角度や反応スピードにまで影響を及ぼします。
トレーナー視点で見る“自信喪失”のサイン
日々選手を見ている立場からすると、自己肯定感の低下は、動きや言動の端々に現れてきます。たとえば、フォームがやたらと崩れる、集中力が続かない、練習の後にやたらと自己評価が低い言葉が出る…こうした変化は、身体の不調というより「心の疲れ」が先に来ているケースが多いです。
また、「勝ちたい」より「負けたくない」という気持ちが強くなっているときは、要注意。攻めの姿勢が崩れ、防御一辺倒になり、結果的に主導権を握られやすくなります。これは自己肯定感が落ちて、「自分を守ること」に意識がシフトしているサインです。
「どうすれば自信を取り戻せるのか?」という問いが増えている理由
実は、今の時代、ネット上では「自信を取り戻すにはどうしたらいいか」「自己肯定感ってどう上げるのか?」といったテーマを検索する人が増えてきています。これはつまり、それだけ多くの人が「今の自分に自信が持てない」と感じているということ。
ボクサーも例外ではありません。特に試合結果がついてこなかったり、思うように練習できない時期が続くと、「昔はもっとガツガツできてたのに…」と過去を思い出してしまいがちです。
でも、そこで大事なのは“気持ちだけで解決しようとしないこと”。たとえば、過去の練習日誌や映像を見返して、「当時、自分は何を支えにして頑張れていたのか?」を分析してみるといい。それをヒントに、今の練習メニューや目標設定を見直せば、少しずつ前向きな気持ちが戻ってくるはずです。
さらに、自分では気づかない成長も、トレーナーや仲間との会話から見えてくることがあります。よく「昔は勢いがあったけど、今の方が試合運びがうまい」とか、「今の方が冷静で安定してる」って言われる選手、いますよね。これ、めちゃくちゃ大事な視点です。
強さの再定義と、今の自分にしかない価値を知る

「昔の自分の方が強かった」と感じる時、それは単に“今が弱い”のではなく、“強さの定義が変わった”だけかもしれません。年齢や経験を重ねた今、以前とは違う武器や視点を持っていることに気づくことが大切です。
強さには多様な形があり、それを自分自身で再定義することが、再び自信を取り戻す鍵になります。
「強い自分」は今も別の形で存在している
よくあるのが、「昔は勢いがあった」「あの頃は無茶ができた」という回想。確かに若さ特有の爆発力や無鉄砲さは、ある種の“強さ”でした。しかし、それは一時的なものであり、必ずしも持続可能な力ではありません。
今の自分はどうか?冷静に試合の流れを読み、ペースをコントロールし、必要な場面で力を出すことができている。これは「経験という武器」が備わっている証拠です。ベテランになればなるほど、見せる強さは派手さよりも「深み」や「読み」に変わります。
そして、「静かな闘志」こそが成熟した選手の象徴。目立つアクションが少なくても、インサイドワークやプレッシャーのかけ方、相手の心理を読んだ駆け引きなど、見えない強さが確実に増しています。
「今の自分」で戦うためのメンタル設計
今の自分を活かすには、「過去の再現」ではなく「今だからできる戦い方」に目を向ける必要があります。たとえば、若い頃は無視していたケアやリカバリーを重視した練習メニューに変えるだけで、パフォーマンスの安定感は格段に上がります。
また、試合映像を“見るだけ”でなく、そこから「今の自分にどう声をかけるか」を考えるのも有効です。これは自己分析の一種で、自分の今の状態を言語化する力にもつながります。
さらに、ボクシング以外の時間——家族との時間や趣味、読書や散歩など——も、意外と心の安定に大きな役割を果たします。戦う自分だけでなく、“戦わない時間の自分”も整えることが、結果としてリングでの集中力に直結するのです。
未来を描く力が「現在の自分」を変える

現役を続ける限り、ボクサーには「先」があります。たとえ今、結果が出なくても、焦りを感じても、それは“まだ終わっていない”証拠です。未来をどう描くかによって、現在の自分の在り方が変わる。逆に言えば、「もう終わりかも」と感じた瞬間こそ、変化が始まるチャンスでもあるのです。
「再起の物語」はここから始まる
一度落ちたからこそ、もう一度上がれる。それがプロボクサーの宿命であり、特権でもあります。勝ち続けることよりも、負けたあとにどう立ち上がるか。それがリングに立つ人間の“本当の物語”です。
「もう無理かもしれない」と感じたら、それは新しいトレーニングの導入時期。あるいは、思い切って目標を見直すタイミング。過去に縛られた戦い方を手放し、「今の自分に合った目標」に切り替えることで、モチベーションは再び燃え上がります。
そして、「勝ちたい」よりも「また挑みたい」と思えたとき、人は本当に強くなる。挑戦する姿そのものが、周囲に勇気を与え、あなた自身にも新たなエネルギーを運んできます。
「あの頃よりも強い」と思える日は自分で創れる
ここで大事なのは、“結果”だけを未来に求めないこと。もちろん、勝利やタイトルは重要です。でも、「日々、自分らしく努力を積み重ねている」という事実そのものが、あなたを“今この瞬間も強くしている”という認識を持ってください。
未来の自分は、誰かがくれるものではなく、自分で創るものです。そしてそれは、「今の自分」を否定するのではなく、「今の自分」を土台にしてこそ育っていくもの。そう信じて一歩ずつ進めば、必ず、「あの頃よりも強い」と胸を張れる日がやってきます。
技術は練習を続ければ伸びていきます。
でも、結果が出せるかどうかは“考え方”や“向き合い方”で大きく変わります。
「このままでいいのかな」「もっと成長できるはずなのに」
そんなふうに感じた時は、一度マインドを整える時間を取ってみてください。
僕もこれまで、そういうタイミングを経験した選手たちを何人も見てきました。
必要なのは、迷った時に支えになる考え方と、前を向く力です。
自分をもう一段階引き上げたいと思った時は、こちらもぜひ参考にしてください。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。