世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)と国際ボクシング連盟(IBF)同級王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の2団体統一戦が2024年7月7日に、東京・両国国技館で開催されることが発表されました。
この記事では、井岡一翔選手VSフェルナンド・マルティネス選手の試合予想をしていきます。
マルティネス選手もかなり強い選手なので、非常に難しい一戦となりそうですが、両選手の特徴や試合展開予想、井岡選手の強みや過去試合選手との比較などを踏まえて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
- この記事を書いた人
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として活動しています。
担当した選手がチャンピオンベルトを獲得した数は10本以上。勝率はプロボクシング界の中でもトップクラス。
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本記事の内容
マルティネス選手の特徴
マルティネス選手は、体は大きくないものの厚みがあり、パワフルで積極的な選手です。彼は世界チャンピオンとしてバランスが良く、スピードもあって、テクニックよりも攻撃重視で積極的な戦法を取っています。また、マルティネス選手はガードがしっかりしているので、攻撃的だけどそんなに隙が多い選手でもないという風に個人的には思っていて、日本では馴染みのない選手ですがかなり強いです。
試合の展開予想
マルティネス選手は積極的で攻撃的なスタイルなので、試合の展開としては井岡選手がどっしりと構えつつ、マルティネス選手がプレスをかける形になるでしょう。井岡選手はジャブとブロッキングを使いながら、序盤は少しずつ後ろに下がりつつ様子を見る展開が予想されます。そこからポイントをどうピックアップする展開を作っていくかが鍵となるのではないでしょうか。
井岡選手の強み
井岡選手は、田中恒成選手との試合でも見せたようにカウンターが得意です。ショートレンジでのカウンターが一つの武器なので、こういったパンチが当たればマルティネス選手が苦戦すると思います。また、防御が堅固なため、攻撃的なマルティネス選手でも攻めあぐねることは間違いないと思います。
ロドリゲス・ジュニア選手との比較
マルティネス選手は、以前井岡選手が対戦したフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア選手に近いタイプと言えますが、もう少しパワフルです。ロドリゲス選手は手数の多さや回転力が特徴でしたが、マルティネス選手はパワー面での怖さがあると言えます。
井岡一翔VSフェルナンド・マルティネス試合予想の結論
試合は後半までもつれ込むと予想されます。どちらが勝つにしても、後半のKOまたは判定勝ちになるでしょう。僕個人としては、井岡選手の身体の力に頼らない科学的かつ計算されたボクシングが好きです。井上尚弥選手のボクシングとはまた違った良さがあって、本当にボクシングが好きな人から見たら、とても細かい技術を駆使していることがわかると思います。井岡選手の判定勝ち、またはマルティネス選手の後半ストップ勝ちになるのかな、と思いつつ、僕は井岡選手のボクシングが好きなので、期待を込めて6:4で井岡選手の判定勝ちということで今回は予想したいと思います。
スーパーフライ級の統一戦に向けて
井岡選手はスーパーフライ級の統一を目指しており、WBCチャンピオンのエストラーダ選手と戦いたいと公言しています。エストラーダ選手は次にバム選手と対戦予定ですが、そちらもかなり危ない試合になると思っています。今回の試合で井岡選手が勝てば、統一戦が実現する可能性も高まります。
日本人選手はバンタム級やスーパーフライ級で強豪が多く、今後の試合にも期待が高まります。井岡選手が統一を果たし、田中恒成選手と4団体統一戦を日本人同士で行うという夢も膨らみます。
井岡一翔VSフェルナンド・マルティネス試合予想まとめ
井岡選手とマルティネス選手の試合は非常に楽しみな一戦です。6:4で井岡選手の判定勝ちを予想しますが、マルティネス選手も強敵であるため、どちらが勝つかとても楽しみにしています。この試合については、当日某YouTubeチャンネルで実況する予定です。詳細が決まったらご報告いたしますので、ぜひご期待ください。