
現役トレーナーが“誰にも聞けない悩み”に答える
ボクシングトレーナーの椎野大輝です。
今回は、以前Instagramなどで募集していたQ&Aへの回答をまとめました。
かなり時間が空いてしまい、申し訳ありません。
改めて、いただいた質問にしっかり答えていきます。
技術の話だけでなく、
「勝てない理由」「メンタル」「トレーナーとの関係」「移籍の悩み」など、
選手が本当は聞きたいけど、なかなか表で聞きづらい内容も含めて話しています。
- 1. ボクシングは、どこの柔軟性がどれくらい必要ですか?
- 2. 黒人選手はなぜ上体が柔らかく、スムーズに見えるのか?
- 3. なかなか勝てない選手に共通する特徴は何ですか?
- 4. 「それ、今やらなくていい」と思う練習はありますか?
- 5. 練習では動けるのに、試合で急に固くなるのはなぜですか?
- 6. 「脱力」とは、どこをどう抜けばいいのですか?
- 7. トレーナーと合わないと感じた時、どう考えるべきですか?
- 8. ジム移籍は「逃げ」でしょうか?
- 9. 筋トレをすると、動きは重くなりますか?
- 10. 伸びる選手の特徴は何ですか?
- 11. トレーナーとして一番大事にしていること
- 12. 周りの評価と自分の感覚がズレている時、どうすればいいですか?
- 13. 最後に
ボクシングは、どこの柔軟性がどれくらい必要ですか?

結論から言うと、
普通にスポーツをやる上で必要な可動域があれば十分だと思っています。
最近は「体が柔らかすぎると出力が出ない」という話もありますよね。
僕自身も、ぐにゃんぐにゃんに柔らかければいいとは思っていません。
ただ、
肩甲骨まわりは、ある程度柔らかいほうがパンチは伸びやすいです。
これは実感としてあります。
股関節についても、
動きの範囲は広がるので、ある程度柔らかいほうが有利な場面はあります。
ただ、正直に言うと、
体がそこまで柔らかくない選手は普通にたくさんいます。
人並みの可動域があれば十分。
それ以上を無理に求めなくてもいいと思っています。
黒人選手はなぜ上体が柔らかく、スムーズに見えるのか?

確かに、アメリカの黒人選手には
柔らかいボクシングをする選手が多い印象はあります。
ただ、これは人種というより技術的な要因だと思っています。
例えば、テレンス・クロフォードのような選手は、
ブロッキング主体ではありません。
・スウェーバック
・ダッキング
・ボディーワーク
・ステップで外す
こうしたディフェンスを使う選手は、
どうしても動きが柔らかく見えます。
逆に、
ブロック主体のディフェンスだと、
動きはどうしても少し固く見えやすい。
つまり、
柔らかく見える理由は「脱力」と「ディフェンスの選択」だと思います。
なかなか勝てない選手に共通する特徴は何ですか?

一番多いのは、
「勝ち道を作れていない」ことです。
・何でポイントを取るのか
・何で勝つのか
・自分のボクシングの軸は何なのか
ここが曖昧なまま、
なんとなく試合に挑んでしまっている選手が多いと感じます。
軸がないと、
試合の中で判断もブレますし、
結果も安定しません。
「それ、今やらなくていい」と思う練習はありますか?

正直、
やらなくていい練習はほとんどないと思っています。
大事なのは、
「何のためにやっているかを理解しているか」です。
意味を理解してやっている練習は、
基本的にすべて意味があります。
逆に、
ただなんとなくやっている練習は、
どんな内容でも意味が薄くなります。
練習では動けるのに、試合で急に固くなるのはなぜですか?

これは、
ほぼメンタルの問題です。
試合では、
普段と同じメンタルではいられません。
それ自体は当たり前のことです。
問題は、
その緊張感を
・プラスに使えるか
・マイナスにしてしまうか
ネガティブな緊張が強くなると、
力が入りすぎて、
練習してきたことが飛んでしまいます。
一番シンプルなのは、
自信をつけることです。
そのためには、
準備と成功体験しかありません。
「脱力」とは、どこをどう抜けばいいのですか?

これは、正直に言うと
人によります。
基本的な考え方としては、
常に全身に力を入れっぱなしでは
スピードもパワーも出ません。
ただし、
「ダラーン」と抜くのは違います。
特に上半身は、
リラックスしている状態から、一瞬で力を出せることが大事です。
トレーナーと合わないと感じた時、どう考えるべきですか?

僕は、
選手とトレーナーは恋人みたいな関係だと思っています。
お互いに高め合える関係であれば、
長く続きます。
でも、
・信頼できない
・尊敬できない
・コミュニケーションが取れない
こうなると、
一緒にいても幸せにはなりません。
考え方が違うだけなら、
うまく融合できればプラスになります。
ただ、
人間的に合わない場合は、かなり難しいと思います。
尊敬できない人の声は、
試合中、雑音になりやすいです。
ジム移籍は「逃げ」でしょうか?

僕は、
逃げだとは思いません。
会社員でも、
より良い環境を求めて転職するのは普通のことです。
ただし、
移籍する理由はしっかり整理したほうがいい。
「隣の芝生が青く見えているだけ」
というケースも、正直多いです。
長くいると、
今の環境の良さを忘れてしまうこともあります。
だからこそ、
感情だけで決めず、
よく考えることが大事だと思います。
筋トレをすると、動きは重くなりますか?

やり方次第です。
ただ、僕は筋トレ・フィジカルトレーニングは推奨派です。
現役時代、
筋トレをやっていたことで
パワー負けしない安心感はありました。
逆に、
もっとやっておけばよかったと思うのは
スタミナトレーニングです。
伸びる選手の特徴は何ですか?

・気持ちが折れない
・ビビらない
・負けている時に捨て身で戦える
・覚悟が決まっている
・楽しそうにやっている
こういう選手は、
伸びていく印象があります。
トレーナーとして一番大事にしていること

選手ファーストです。
戦うのは選手なので、
選手の感覚や考えは、
とても大事にしたいと思っています。
コミュニケーションを取ることも、
欠かせません。
周りの評価と自分の感覚がズレている時、どうすればいいですか?

自信が持てない原因は、
・追い込みが足りない
・成功体験が足りない
このどちらかが多いです。
一つの方法として、
自分より少し上のレベルの選手とスパーリングをして、
良い内容を積み重ねる。
それが、
根拠のある自信につながります。
最後に

選手にとってボクシングは、人生そのものだと思っています。
悩むのは当たり前です。
ただ、
悩んで何もしなければ、何も変わりません。
やらない後悔より、
やって後悔するほうがいい。
うまくいかなかったら、
やり方を変えればいいだけです。
悩んでいるなら、
まず動いてみてください。
ボクシングでよく聞かれる質問について
- 練習ではできるのに、試合だと動けない
- 自分に合う戦い方が分からない
- 作戦を立てても本番で崩れる
- 何を基準に練習を組めばいいか迷う
こうした質問は、
現場の相談でも繰り返し出てきます。
それぞれについて
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。
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