2026年1月31日に決まった
テオフィモ・ロペス vs シャクール・スティーブンソン の試合。
これは正直、ニュースを見た瞬間に
「マジかよ！」って声が出た くらい楽しみにしていたカードです。
どっちも僕は昔から好きな選手だし、
日本のボクシングシーンとも繋がりが深い2人。
個人的にも思い入れがあるんですよね。
今回はそんなカードの勝敗予想をしていきたいと思います！
youtube解説はこちら
■ シャクールは“当てさせてもらえない”選手
シャクールに関しては、
タッグを組んでいた吉野修一郎が挑戦した相手なので
間近で動きを見てきました。
あの距離感は本当にエグいです。
ギリギリ当たらない。
当たっても衝撃を逃がす。
嫌なもらい方を絶対にしない。
「超絶技巧」って軽く言われがちですけど、
あれは本当に “当てさせない天才” です。
吉野のパワーも、技術も、
全部“使わせてもらえなかった” という感じでした。
■ ロペスは一発で試合を終わらせる危険度がある
対するロペス。
僕はロペスのボクシング、本当に大好きです。
華があるし、一発の破壊力があるし、
運動神経も反応もめちゃくちゃいい。
単発型なんですけど、その一発が
「試合を終わらせるパンチ」 なんですよね。
派手に倒してきた試合も結構あります。
だからシャクールでも、
ロペスのパンチは当然警戒すると思います。
■ 序盤ロペス、後半シャクールになると思う理由
僕の中ではこの試合、
序盤はロペス、後半はシャクールの流れになると見ています。
ロペスのパンチ力・思い切りの良さは
序盤のシャクールに手を出させにくくすると思うんですよね。
でもシャクールは慣れるのが早い。
相手のスピード・タイミングにフィットしてくると
そこからはシャクールのターンです。
ロペスは単発型なので、
その一発を“読み切られた状態”になると苦しい。
シャクールは打ち終わりを取るのが上手くて、
フェイントで誘って、外して、返す。
ロペスの空振りが増えると、
消耗もロペス側に偏ってくると思います。
■ ロペスが勝つには「多少荒くていい」
ロペスが勝ちに行くなら、
綺麗に当てにいく必要はないと思うんですよね。
多少荒くても、
前半に思いっきり圧力をかける方が確率はある。
シャクールが“絶対に当たらない距離”にいるので、
綺麗に一発狙っても当たらないです。
攻勢点で稼ぎながら、
シャクールに「攻めざるを得ない状況」を作りたい。
■ 僕の予想：115-113、シャクールの判定勝ち（超僅差）
結論として、
115-113でシャクールが僅差判定勝ち と予想します。
どっちも倒れないと思う。
ただ、試合全体の“支配してる感”を作るのはシャクール。
ロペスは見栄えの良いパンチで
審判にアピールするラウンドもあるでしょうし、
本当に紙一重のラウンドが続くと思います。
でも総合的には、
シャクールの方が勝ちやすい構造です。
相性はシャクール寄り。
ただパンチ力はロペスの方が上。
本当に“僅差の名勝負”になる気がします。
■ 吉野修一郎の話──シャクール戦の裏側
今回の動画でも話しましたが、
吉野とシャクールの試合が決まった時のことは今も鮮明に覚えています。
SNSに「シャクール vs 吉野決まりか？」と流れてきて、
「こんなの出てるね」なんて吉野と話してたら
本当にオファーが来た。
会長から連絡が来て、
僕は即答で「やります」と言いました。
吉野も即答で「やりたいです」。
あの時の気合いの入り方、ワクワク感はすごかった。
彼は本当に“サイヤ人タイプのボクサー”です。
今は引退を決めて、
12月9日に引退式が行われますが、
僕は心から感謝しています。
トレーナーとして、彼のおかげで成長できた部分が本当に大きい。
■ まとめ
ロペスの“一発の破壊力”
シャクールの“絶対に当たらない技術”
この組み合わせは本当に面白い。
五分五分だけど、
僕は シャクール有利 と見ています。
ボクシングファン全員が見るべき試合だと思います。
僕もペーパービュー買いますし、一緒に楽しみましょう。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位（東洋大）
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。
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