
こんにちは、ボクシングトレーナー椎野大輝です。
今回は、井岡一翔選手が会見で明言した「井上拓真選手とやりたい」という発言を受けて、
井岡×拓真は実現するのか。
そして今のバンタム級はどうなっていくのかについて話していきます。
youtube解説はこちら
■ バンタム級の流れは「確実に変わった」

井岡選手がバンタム級に上げてきて、
「どこを狙うのかな?」と多くの人が思っていたと思います。
僕自身も、
“井岡選手はバンタムで誰に挑戦するのか”
そこが一番気になっていました。
その中で、今回の会見で
「やりたいのは拓真選手」
とハッキリ名前を出した。
この発言で、バンタム級の流れは一気に盛り上がったし、
拓真×天心が終わった直後というタイミングもあって、
数日の間だけでもかなり話題になったと思います。
拓真陣営も、井岡選手から言われたら当然やりたいでしょうし、
このカードは“実現したらめちゃくちゃ面白い”と思います。
■ 井岡×拓真は「日本人同士のビッグマッチ」

技術、キャリア、実績。
全部を考えても、井岡×拓真は日本人同士で相当なビッグマッチです。
僕的には、
「交わることはないだろうな」
と思っていた“井岡家と井上家”がぶつかる──
その驚きも大きい。
しかも今回は放送の壁がなくなる可能性があるんですよね。
井岡選手の大晦日は、いつもABEMAでしたけど、
今年はLeminoでやる。
Leminoなら井上兄弟の興行と同じプラットフォームなので、
障壁がなくなる=実現しやすい。
来年5月の東京ドーム興行が噂されていますけど、
その前座……いや、前座じゃなくても、
そこで井岡×拓真が組まれたらめちゃくちゃ面白い。
■ 「いまのバンタム級で一番評価が高いのは拓真選手」

井岡選手も会見で言っていましたが、
“いまバンタム級で一番評価が高いのは拓真選手”
これは全然おかしくないと思います。
拓真選手は昨年、堤選手に敗れましたけど、
今回の那須川天心戦の仕上がりを見たボクシングファン・関係者は
「やっぱり拓真強いな」
と感じたはずです。
僕はもともと拓真選手の評価が高いんですよ。
すごくテクニカルで穴も少ない、負けにくい選手。
堤戦は100%じゃなかった、と本人も言っていたので、
今回の試合を見ると「ナンバーワン」と言ってもいいと思います。
■ 井岡×拓真のスタイル相性──“前の手の攻防”が鍵

この2人は“技術タイプ同士”で、
噛み合わないはずがない組み合わせです。
- 井岡選手:どっしり構えて、無駄が少ない迎撃型
- 拓真選手:アクション多めでスピードもあるタイプ
構図だけ見れば、
田中恒成選手 vs 井岡一翔選手と似た雰囲気があります。
勝敗を左右するポイントは
ジャブ=前の手の攻防。
お互いジャブが上手いので、
どっちが“ジャブをもらわず、刺せるか”。
ここで試合が大きく動きます。
正確さなら井岡選手。
スピード・多彩さなら拓真選手。
どっちのジャブが効くかで、序盤の主導権は変わると思っています。
■ 試合の流れ予想(現時点)

個人的にはこうなるかなと感じています。
- 井岡選手:どっしり構えてタイミングで迎撃
- 拓真選手:動きながらジャブを散らし、スピードで作る
拓真選手がジャブで井岡選手の顔を跳ね上げる展開になれば、
拓真選手が圧倒する可能性もある。
ただ、
井岡選手にジャブを当てるのは本当に難しい。
迎撃の上手さ・タイミングの良さを考えると、
向かい撃つ井岡選手のパンチの方が当たりそうに見える。
パワー・スピード・コンビネーションは拓真選手。
2段目・3段目の攻撃構成は拓真選手。
判定になる試合だと思うし、
最後はどちらが主導権を握るかは“修正の速さ”次第ですね。
■ 天心はどう絡む?──再浮上のカギは「攻撃性」

バンタム級を語る上で
那須川天心選手の存在は外せません。
反応・感覚はめちゃくちゃいい選手で、
ボクシングへの順応も早い。
ただ、
再浮上するなら“攻撃性”が必要。
カウンターは超武器だけど、
自分から作れないと相手主導の展開になりやすい。
僕なら、
来年5月のビッグマッチで
天心選手vs 武居由樹選手
みたいなカードがあったら面白いと思いますね。
リスクはありますが、
勝てば一気に再浮上します。
■ 堤×ドネア──「競った展開なら堤選手」

井岡選手の予想にもありましたが、
僕も同じ印象です。
競る展開=我慢比べ
になると、若い堤選手の方が強い。
怖いのはドネア選手の一発だけど、
競っている=当たっていない状態
なので、
中盤以降は堤選手が抜けていくと思います。
■ 井岡×誰でも面白い──日本バンタム級“黄金時代”

今の日本バンタム級、本当に“スター揃い”です。
- 井岡一翔
- 井上拓真
- 堤聖也
- 那須川天心
- 増田陸
- 武居由樹
誰が誰とやってもお客さん入るし、注目される。
シンプルに、
「どう絡んでも面白い階級」
になっています。
個人的に見たいのは、
- 井岡 × 井上拓真
- 拓真 × 堤(リベンジ)
- 天心 × 武居由樹
このあたりが噛み合ったら、
2025〜2026のバンタム級は本当に盛り上がると思います。
■ 井岡一翔の“5階級制覇”は実現するのか?

可能性は十分あると思います。
ただしポイントは、
- バンタム級のパワー・タフネスへの適応
- 迎撃型のスタイルがどこまで通用するか
井岡選手は瞬発力タイプではないので、
年齢的な衰えのリスクは少ない。
技術は間違いなくトップレベル。
あとは、バンタム級のパワーをどこまで受け止められるか。
僕は井岡選手が好きで、
“応援したい選手”なので、
挑戦してほしいし、成し遂げてほしいです。
■ 井岡一翔という選手について

最後に、僕が井岡選手を好きな理由。
ボクシングを見ていると
「緻密に、丁寧に、ずっと探求してきたんだろうな」
というのが伝わるんですよ。
派手な才能じゃなくて、
積み重ねと努力で強くなってきたタイプ。
田中恒成選手との試合は衝撃だったし、
どんな速い相手にも合わせてくる“対応力”は本当にすごい。
僕は大学リーグ時代から井岡選手を知っていて、
当時から堅実で綺麗なボクシングでした。
キャリアを重ねるほど無駄が減って、
引き出しが増えて、
努力が形になっている選手──
だからこそ応援したくなるんですよ。
■ まとめ

井岡×拓真は、
日本人同士で最高峰レベルの技術戦
になるカードです。
そしていまの日本バンタム級は、
本当に“黄金時代”。
誰が頭一つ抜けるのか、これからとんでもなく面白くなっていくはずです。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。
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