
2025年大晦日に行われたRIZINフェザー級タイトルマッチ、
朝倉未来 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフの一戦は、
1ラウンド2分54秒、グラウンドパウンドによるTKOという衝撃的な結末を迎えました。
試合後には
「34発のパウンドは打ちすぎでは?」
「レフェリーストップは遅かったのでは?」
といった声が多く上がっています。
本記事では、
ボクシングトレーナーとしての“打撃・ダメージ・フィジカル”の視点から、
この試合を整理していきます。
youtube解説はこちら
正直、衝撃が強すぎました

まず率直な感想としては、
ちょっと衝撃が強すぎました。
朝倉未来選手って、
組まれたときの腰の強さが評価されている選手です。
タックルされても簡単に倒されない、
そういう印象がある選手だと思います。
それが今回、
あんなふうに持ち上げられて、
叩きつけられて、
そこから一気にパウンドをもらう展開になった。
見ていて感じたのは、
「技術がどうこう」じゃなくて、
性能が違いすぎるなという感覚でした。
「同じ体格のゴリラ」という感覚

動画の中でも言いましたが、
今回のフィジカル差は、感覚的には
「同じ体格のゴリラ」に近いです。
バカにしているわけじゃありません。
フィジカル差がここまであると、
もう技術の話じゃなくなるんですよね。
どんなに技術があっても、
使う前に飲み込まれる。
そういう状態です。
生き物としての性能が違うと、
技術も戦略も、
「出す場所」まで行けない。
今回は、まさにそれだったと思います。
なぜ、技術が使えなかったのか

立ち技だけを見れば、
朝倉選手のスピードやリーチ、サウスポースタンスを活かした戦い方や
やろうとしていたことは悪くなかったと思います。
ロングレンジでパンチを当てるとか、
蹴りを使うとか、
立ち技で主導権を握ろうとしている場面もありました。
ただ、
シェイドゥラエフが入ってくる圧が、
とにかく強すぎました。
一瞬の入り際にカウンターを合わせるとか、
膝を合わせるとか、
そういう「一発勝負」は確かにあります。
でも、
組まれた瞬間に終わった。
そこからはもう、
どう戦うかじゃなくて、
どう耐えるかの時間になってしまった印象です。
34発のパウンドは「多い」のか

よく言われている34発のパウンドですが、
正直、数の問題じゃないと思っています。
一発一発が、
軽く当てて削るパウンドじゃなかった。
全体重が乗っていて、
角度もあって、
ちゃんと振り切っている。
音を聞いても分かると思いますけど、
ゴツン、ゴツンって、
かなり嫌な音してましたよね。
あれを下半身が使いにくい体勢で打てるのは、
正直、相当おかしいです。
レフェリーストップは遅かったのか

これについては、
もう少し早くてもよかったかなとは思いました。
正直、見ていて怖かったです。
ただ、
レフェリーの立場で考えると、
かなり難しい場面だったと思います。
朝倉選手は、
完全に意識が飛んでいたわけじゃない。
意識が完全に飛ぶと、
一瞬、体の力が抜けるんです。
レフェリーはそこを見ています。
今回は、
防御反応もあったし、
少し動こうとする感じもあった。
しかもタイトルマッチです。
ボクシングでも、
タイトル戦は止めが遅くなりがちです。
そう考えると、
簡単に「遅い」「早い」と言える話ではないと思います。
朝倉未来は弱かったのか

これははっきり言いますけど、
弱かったわけじゃないです。
鈴木千裕選手にも勝っているし、
クレベル・コイケ選手にも勝って、
ちゃんと結果を出してこの試合に来ています。
ただ今回は、
相手が悪すぎた。
今のRIZINフェザー級で、
シェイドゥラエフと正面から勝負論が立つ選手が、
どれくらいいるのか。
正直、
すぐには思い浮かばないです。
技術以前に、フィジカルで決まることがある

今回の試合を見て、
改めて感じたのはこれです。
フィジカルが違いすぎると、
技術は使えない。
これはMMAだけじゃなく、
ボクシングでも同じです。
だからこそ、
技術以前の部分、
体の性能を上げることが本当に大事になります。
生物的に強くなる、
って言い方をしましたけど、
それくらいの話だと思います。
この試合は、
その現実をはっきり見せた一戦でした。
最後に

今回の試合を見て、
改めて感じたのは、
技術以前に、体の性能がどれだけ重要かということでした。
僕は総合格闘技のトレーナーではありませんが、
これまでMMA選手やキックボクシング選手に対して、
パンチ・打撃部分に特化した技術指導を数多く行ってきました。
・どうすればパンチが当たるのか
・どうすれば威力が出るのか
・どういう打撃が本当に危険なのか
そういった部分は、
競技が違っても共通していますし、
フィジカルと打撃が噛み合わないと、
技術は試合で機能しません。
今回の試合を見て、
「自分は技術以前の部分が足りているのか」
「今の打撃は、本当に通用する形になっているのか」
そう感じた選手がいれば、
一度、打撃の基礎と体の使い方を見直してみるのも
悪くないと思います。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。
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