
2025年9月13日、ラスベガスで開催される世界スーパーミドル級4団体統一戦。
対戦するのは、4階級制覇&現スーパーミドル級統一王者のカネロ・アルバレスと、史上初の2階級4団体統一王者テレンス・クロフォード。
この“世紀の一戦”について、両選手の特徴・展開予想・勝敗の分かれ目まで解説していきます。
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カネロ vs クロフォード戦が正式決定|率直な感想

今回の試合が決まったとき、まず「本当にやるのか」と驚きました。
噂は以前からありましたが、2階級差のあるマッチメイクが実現するとは思っていなかった方も多かったと思います。
クロフォードがやると言ったことで、この試合が動いたわけですが、純粋に「すごい挑戦」だと感じました。
僕自身、カネロもクロフォードも大好きな選手なので、とても楽しみにしています。
両者の階級・体格差について

この試合はスーパーミドル級(168ポンド/約76.2kg)で行われます。
カネロはこの階級で4団体統一を果たし、ライトヘビー級(79.4kg)でも試合経験があります。
一方のクロフォードは、スーパーウェルター級(69.8kg)で2024年にWBO暫定王座を獲得したばかり。
そこから約8kgの体重差を乗り越えて戦うことになります。
僕の感覚では、軽量級で言えば「バンタム級とライト級が戦う」ような印象で、普通に考えたら体格差はかなり大きいです。
テレンス・クロフォードの強みと勝ち筋

クロフォードの強みは、何と言っても技術の高さです。
オーソドックスでもサウスポーでも戦えるスイッチヒッターで、距離感、コンビネーション、反応の速さがすべて高水準です。
さらに、2023年のエロール・スペンスJr.戦では、フィジカルが強いと評価されていた相手にパワー負けするどころか、むしろ圧倒しました。
この試合で、クロフォードは現役最強クラスのトータルファイターであることを証明したと思います。
個人的には、現役の中で一番「パウンド・フォー・パウンド」にふさわしい選手だと思っています。
クロフォードにとってのリスク|耐久性とフィジカルの限界

ただし、今回はそのクロフォードが、カネロのパンチを受けるという前提になります。
この階級でのパンチをクリーンにもらったら、さすがに危ないと思います。
カネロはガードの上からでも効かせるパンチを打ち込める選手で、急所を狙うのももちろん上手い選手ですが、ボディや腕にダメージを与えるのも得意としています。
耐久力のあるクロフォードでも、一発で試合が決まる可能性はあります。
さらに、スーパーミドル級でのフィジカルの仕上がりについても不安があります。
一部報道では「クロフォードはまだ体重が足りていない」とも言われており、フィジカル面では不利があるのは間違いないと思います。
カネロ・アルバレスの現在地と注目点

カネロは、これまでメイウェザーとビボル以外には負けていない、ボクシング界屈指の実績を持つ王者です。
経験・コンビネーション・ディフェンス・カウンターの精度、どれも高水準にある選手です。
ただ、ここ最近の試合を見ると、フットワークや手数が明らかに落ちてきた印象があります。
以前のようなテンポのあるボクシングではなく、一発一発を重視した重めのスタイルに変わってきているように思います。
これは、年齢や相手のサイズに合わせた選択かもしれませんが、クロフォードのような動ける相手にどう対応するかは注目ポイントです。
試合展開予想|どうなれば勝つのか

僕の予想する展開は以下の通りです:
- クロフォードが勝つなら判定勝ち。
ロングレンジから距離を保ち、スイッチを多用しながら被弾を避けつつポイントを取っていく。
倒しには行かず、リスクを抑えた戦術でポイントアウトする形です。 - カネロが勝つなら中盤~後半でのストップ、または判定勝ち。
プレッシャーをかけてボディを叩き、後半に削っていく展開が想定されます。
どちらにも勝機はあると思っています。
判定の不安要素はあるのか?

ラスベガス開催ということで、「地元判定」そのものはないと思います。
ただし、カネロは過去にも“判定が強い”と感じる場面がいくつかありました。
メイウェザー戦でも、完封された内容だったにも関わらず、1人のジャッジがドローをつけたこともあります。
同じ数のパンチを当てていても、印象点で差が出る可能性はあると見ています。
最終予想|6:4でクロフォード

最終的には、6:4でクロフォードの判定勝ちを予想しています。
115-113または116-112あたりのスコアで、クロフォードが前半にポイントを重ね、後半の追い上げを逃げ切るイメージです。
もちろん、個人的な期待も込めての予想です。
僕自身、クロフォードのスタイルが本当に好きなので、ぜひこのチャレンジを成功させてほしいと思っています。
この試合をどう見るか?

この試合は、ボクシングの“違うスタイル同士の最上位決戦”です。
2人ともテクニカルな選手ですが、全く違う種類のボクシングをしている。
だからこそ、見ごたえがあります。
僕の中では、「メイウェザー vs パッキャオ」に並ぶドリームマッチだと思っています。
ボクシングファンの方には、ぜひリアルタイムで見てほしい試合です。
※2025年9月13日にラスベガスで行われるカネロ vs クロフォード戦は、Netflixで全世界同時配信されることが決定しました。会場はNFLレイダースの本拠地・アレジアント・スタジアム。UFCのダナ・ホワイト会長が主催に関わり、KO勝利には特別ボーナスも用意された、まさに“ボクシング史に残る一戦”となる注目のカードです。
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【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導
分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。