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WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(アメリカ)が、2025年7月19日(日本時間20日)にネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで、約4年ぶりに現役復帰を果たすマニー・パッキャオ(フィリピン)と対戦することが正式発表されました。

この試合はバリオスにとって3度目の世界王座防衛戦であり、パッキャオにとっては46歳で迎える大一番。

かつて8階級制覇を成し遂げた“伝説の男”は、長いブランクを乗り越え、再び世界王者に挑みます。

試合の行方はもちろんのこと、パッキャオのコンディションや、王者バリオスの対策にも注目が集まっています。

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パッキャオが現役復帰!しかも復帰戦はいきなり世界タイトル戦?

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対戦相手はWBCウェルター級暫定王者、マリオ・バリオス。
もともと下の階級から上げてきた選手ではありますが、それでも今の現役チャンピオンです。

そこにいきなり、4年のブランクがある46歳のパッキャオが挑む。
しかも調整試合なしで、復帰初戦がいきなり世界戦というのは、やはり異例です。

もちろん、パッキャオの実績は疑いようがありません。

でも今回の復帰に関しては、

「本当に今、世界戦で戦えるコンディションなのか?」
「現実的に勝負になるのか?」

という疑問はどうしても出てきます。

実際、以前安保瑠輝也選手とボクシングマッチをした際の動きは、往年のキレやステップとはまったく別物でした。
だからこそ、今回の復帰がどれほどの覚悟と準備に基づいたものなのか、まずはそこを見極めたいという気持ちがあります。

なぜパッキャオは復帰するのか?その理由とは

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ボクシング界ではよく「ボクシングは麻薬」と言われます。

僕自身も引退後、何度も「もう一度やりたい」と思ったことがあります。

パッキャオほどの名声と成功を経験した選手が、あの刺激と高揚感をもう一度味わいたいと思うのは当然です。
復帰理由として「金銭的な問題」もあるのでは?と感じていますが、それだけではない、ボクサーならではの渇望があるのだと思います。

【解説】パッキャオの8階級制覇はどれほどヤバいのか?

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パッキャオは、ボクシング史上唯一の8階級制覇を達成したレジェンドです。

タイトル獲得階級体重
ライトフライ級(デビュー時)約48.9kg
スーパーウェルター級(最重量)約69.8kg

つまり、20kg以上の階級差を超えてタイトルを獲得していることになります。

1~2kgの違いが大きく影響するボクシングにおいて、これはもはや“人間離れ”した記録です。

復帰戦の相手「マリオ・バリオス」とは?

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復帰戦の相手は、WBCウェルター級暫定王者のマリオ・バリオス
もともとスーパーライト級から上げてきた選手で、ジャロン・エニスのような現役トップ層と比べると、やや格下と見られることもあります。

ただし、パッキャオが46歳・4年ぶりの実戦という点を考慮すると、現役ウェルター級チャンピオンに「できることがあるのかな・・・」と思うのが正直なところです。

パッキャオと中谷潤人・井上尚弥の違いとは?

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パッキャオと中谷潤人の違い

中谷潤人選手は、ドシッと地面を掴むような構えから、多彩な角度でパンチを打ち分けるスタイルです。
足元の安定感をベースに、パンチの軌道やリズムを細かく調整して組み立てていく、非常に技術のある選手です。

一方パッキャオは、軽快なステップワークで相手との距離とタイミングをズラし、そこから角度やリズムの異なるパンチを次々に繰り出すスタイル。
直線的な左ストレートもあれば、弧を描くようなフック気味のパンチもあり、すべてが速くて読みにくい。

両者ともサウスポーですが、中谷選手は“構えの中から組み立てる選手”、パッキャオは“動きの中から崩していく選手”という違いがあります。

パッキャオと井上尚弥の違い

井上尚弥選手も、もともとはライトフライ級で世界タイトルを獲り、そこから階級を上げて今ではスーパーバンタム級まで来ています。
それでもKOで勝ち続けているという点では、階級を上げても倒しっぷりが変わらないという意味で、パッキャオと共通しています。

ただし、スタイルは違います。

パッキャオ選手はサウスポーで、多彩なステップとタイミングで相手をずらしてパンチを当てていくタイプ

一方の井上選手は、構えやフォーム、細かい動きなど全体的に“井上選手らしいボクシング”をしているという印象で、パッキャオのような変則さはあまり感じません。

パッキャオは負けも経験していますが、そこから這い上がってまた世界のトップに返り咲いてきたタイプ。
井上選手は今のところ負けておらず、そこも大きな違いです。

【トレーナー視点】パッキャオが勝つ可能性は?

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今回の試合で安保戦のパッキャオと変わらない状態なら、勝率は3〜5%程度だと見ています。

バリオスが不用意に前に出て、パッキャオの左ストレートがクリーンヒットすれば、ワンチャンはあるでしょう。
しかし、全盛期のような踏み込みの速さや反応速度がなければ、そのチャンスも掴めません。

また、反射神経やスタミナといった身体能力は年齢と共に落ちるため、知識が増えたから強くなるという単純な話でもありません。

ボクシング界への影響は?復帰の是非と課題

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復帰戦がいきなり世界戦というのは、正直なところ競技性に欠ける印象です。
現役選手たちは、ランキングを必死に上げてチャンスを待っているなかで、いきなりパッキャオが世界戦。

これは多くの選手が納得できないでしょう。

ただ、パッキャオが勝てば一気に注目を集め“とてつもないビジネスになる”とも思います。

【まとめ】パッキャオ復帰はボクシングに希望を与えるか?

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今のパッキャオが全盛期のような動きを見せれば、それは中高年世代のボクサーたちに希望を与えるものになるでしょう。

一方で、試合内容によっては「ショービジネスの延長」に見えてしまう可能性もあります。

いずれにせよ、ボクシング界の歴史にまた一つ大きな出来事が刻まれるのは間違いありません。

▶ 今回のまとめ

  • パッキャオは4年ぶりに現役復帰、初戦はWBC暫定王者バリオス戦
  • 46歳での挑戦は肉体的ハンデが大きく、勝率は3〜5%予想
  • パッキャオが勝てば世界的にとてつもないビジネスになる、試合内容によっては再起は失敗と捉えられる可能性も
  • トレーナー目線では、戦略以前に「動けるかどうか」が最大のポイント

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技術は練習を続ければ伸びていきます。

でも、結果が出せるかどうかは“考え方”や“向き合い方”で大きく変わります。

「このままでいいのかな」「もっと成長できるはずなのに」
そんなふうに感じた時は、一度マインドを整える時間を取ってみてください。

僕もこれまで、そういうタイミングを経験した選手たちを何人も見てきました。

必要なのは、迷った時に支えになる考え方と、前を向く力です。

自分をもう一段階引き上げたいと思った時は、こちらもぜひ参考にしてください。

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しいの

【この記事を書いた人】
アマチュア実績全国3位(東洋大)
元プロボクサー
世界ランキング最高7位
第43代OPBF東洋太平洋バンタム級王者
ボクシング特化型パーソナルトレーナー
世界・東洋・日本チャンピオン10名輩出
キッズボクサー全国チャンピオン5名輩出
キックボクサー世界チャンピオン指導

分析と戦略を丁寧に行い、完全カスタマイズされた指導法、機能解剖学を活かした根拠ある指導法を基に、勝利に直結する唯一無二のボクシングを提供しています。